ニュースになったカレーカクテルを飲みに
(上)カレービール(下)カレーカクテル
過日、メディアをにぎわせた「カレーカクテル」。
初めて耳にするその響きと想像のつかない味。
そして何よりイヤな予感。

暑さ全開のこの時期に「冷やし中華始めました」感覚で「カレーカクテル始めました」の宣伝文句の横浜カレーミュージアム。これは賞味するしかないでしょ? とりあえず。

JR関内駅北口を降りて3分ぐらい歩いたところにある大きなビルの最上階にカレーミュージアムはある。

到着するなり「まずはお目当てのカレーカクテル♪」なんてルンルン気分でいると、「カレービールはいかがですかー?」、インドルックが醤油顔にミスマッチな魅力のお姉さんがカウンターパンチでもってお出迎え。

カレービールですか。
あーそうですか。駆け付け一杯カレービールですか。

まーそうは言ってもカレーの名の付く“変な”ものは口にしなければ気が済まない。
気は済まないけど気が進まない複雑な心持ちでとりあえずひとつオーダー。
見た目はふつうのビールと何ら変わらない。特にカレー色というわけでもないし、スパイシーな香りが漂うというわけでもない。
ちょっと安心(?)グビッと一口。喉越しは実に爽快……というか、え? これ普通のビール? まさか「カレーミュージアムで売ってるビール」略して……「カレービール」?

うまい!いやいや全然うまくないし、一本とられたつもりもない。怒り半分ガッカリしていたその時、ターメリックやらナツメグやらカレーの香辛料の香りが胃の奥の方からふわぁ〜っと込み上げてきた。ブレスケアも真っ青の時間差攻撃。

あからさまにカレー味というわけではなくて、「少しでもカレーのこと思い出してくれたらうれしいな」的な、さりげなくカレーを感じさせる控えめで性格の良い、そんなお味でした。

カレービールだけでなく、インドの「マハラジャビール」や北海道「十勝ライトラガー」、ワイン感覚「しそエール」などなど各地のビールが楽しめる「地ビールフェア2004」を開催中でした。


ともあれ今日の主役はカレーカクテル。自分の顔の赤さを鏡なしでも実感できるほど地ビールを堪能してしまったことを後悔しながら千鳥足でカレーカクテルのブースへ。

「カレッティーニ」というカクテルチックな名前が付いたカレーカクテルのお値段は900円と少しお高め。
気になるお味の方は、マティーニにカレーのスパイスをブレンドした感じでアルコールはかなり強い。「ピリッ!」という香辛料の辛さはあるけど、決して後を引く辛さではない。“カレーカレー”していないのが好印象でした。
美味しいのかと聞かれたらちょっと困りますが。

カレービールもカレーカクテルも期間限定の9月20日まで。
好奇心旺盛な人はカレミュージアムへゴー!!(ゆうた☆ロック)