セブン-イレブン、「最後の『n』だけなぜ小文字?」問題
このように最後の文字だけナゼか小文字なのです。
大学時代、友人の間で「ジーベン-エルフに行って来るねー」と言うのが流行った。
「ジーベン-エルフ」とは何ぞや。
「ジーベン」=7、「エルフ」=11。そう、「セブン-イレブン」をドイツ語読みにすると「ジーベン・エルフ」なのである。

「ウチにはテレビが100台あるんだぞー」と言った子供の頃並みの恥ずかしいお話をご披露してしまったが、皆さんは、セブン-イレブンのロゴは、最後の「n」だけが小文字であることをご存じだろうか?

これにはいくつかの巷説がある。

まず、「数字だけの登録商標登録はできない。また、大文字のみ、小文字のみで数字を英語表記した登録商標もNGである。そのため、大文字小文字とりまぜた数字表記にした」という説。
それから「デザイン上の必要から」という説もある。

それでは、本家セブン-イレブン・ジャパンの広報室に突撃! すると、意外な答えが返ってきた。

「実は、私どもでも『わからない』というのが実情です。といいますのも、1973年にアメリカのサウスランド社(現セブン-イレブンインク)と、日本のヨークセブン(現セブン-イレブン・ジャパン)との間でロゴの使用契約を結びました。その契約を継続してロゴを使用しているのですが、こちらからもアメリカの担当者に『なぜ最後だけ小文字なのか』を問い合わせたところ、『ロゴの担当者はすでに辞めているのでわからない』という正式回答が返ってまいりました。社内の憶測では『デザイン性によるもの』だと言われておりますが、本当のところは私どももわかりません」

おお! セブン-イレブンの謎を解くつもりが、よりいっそう謎が深まったではないか!

だけれど、少しばかり謎めいている方が、世の中面白い。


映画「タイタニック」のラストシーンで、年老いた女性が言うように。「女って、海のように秘密を持っているの」と。(バーバラ・アスカ)