
さて、姿形は解らねど、名前のインパクトはサードインパクト並みの「オリロー」、まさに直球のネーミングだが、このほかにも、「そのまんまネーミング」の製品は多いらしい。
まず、寿司海苔保存容器の「ノリカン」。作家の鈴木輝一郎氏のホームページに目撃談が載っているのだが、筆者はここ数年「カウンターで握ってくれるお寿司や」にはとんと無縁なので、目撃したことはない。どうやら、電源コードをつないでスイッチを入れると、海苔を「パリパリ状態」に保ってくれる代物らしい。
「ネギー」は、長ネギスライサー。説明書きに「ネギの挿入口には、決して指を入れないで下さい」とあるけれど、そりゃそうだろうなぁ。関東ネギ(白ネギ)専用で、万能ネギなどの細ネギには不向き、とのこと。
「キンピラー」は、キンピラ用ごぼうスライサー。ごぼうのほかに、ニンジン、長ネギもスライスできるらしい。ニンジンはキンピラに入っているからわかるけれど、長ネギをキンピラ状にスライスしてどうするのか?
「オロシー」は、電動おろし機。家族全員大根おろしが大好きだけれど、「誰がおろすか」で毎回もめる筆者の家庭にも一台欲しい。
「マゼラー」は攪拌機。道路工事の現場でコンクリートをこねているのはたいがい、この「マゼラー」だ。ここはなんと会社名まで「株式会社マゼラー」。会社名から取扱商品がすぐにわかって便利なのだが、電話で「はい、マゼラーでございます!」と言われたら、吹き出してしまうかもしれない。
さて、真打ち登場。避難用はしごの「オリロー」。「オリロー」は製品名でなく、ブランド名であるらしく、「オリロー」ブランドの避難用品がたくさん販売されている。ここはホームページアドレスが、「オリロー」である。うーむ。
ちなみに、歌手のさだまさし氏が東大寺(アノ、本物の東大寺である)でライブを行った際、使用したスピーカーが、「BOSE」。設営スタッフが「おい! ボーズ持ってこい!」と、すっげえ言いにくかったそうです。ご本人がライブのMCでおっしゃっていました。
おあとがよろしいようで。(バーバラ・アスカ)