渋谷のハチ公はサブレにもなっていた
言われないと犬に見えないかもしれない、ややラフすぎるハチ公サブレ
渋谷のシンボル、ハチ公像。その感動実話はご存知の通り、全国的に有名だ。


忠実な秋田犬として語り継がれているハチ公は、やはり今でも人気があるのだろう。渋谷駅のすぐそばにはハチ公ショップがあって、ハチ公をモチーフにしたぬいぐるみや、携帯ストラップ、キーホルダー、タオルなど、いろいろなグッズが売られている。

さらに、もともと業務用として作られていた渋谷生まれの「ハチ公ソース」なんてのもある。家庭用ができてからは、レトロなラベルデザインも可愛くて、コアなファンも多いようだ。

そして、「ハチ公サブレ」まであったとは!
これがあるのを知ったのはつい最近のこと。道玄坂上にある仁科屋という和菓子屋が製造、販売しているこのサブレ。鎌倉土産として有名な、豊島屋の鳩サブレーは何度も何度も食べてきたのに、ずっ〜と東京にいながら、ハチ公サブレは食べたことがなかったなんて……ちょっと不思議。いや、東京にいるからこそ、機会がなかったのかもしれないけど。

現在は渋谷駅からすぐの、しぶちかショッピングロード内にある「Candy Pull」というお店でも、このハチ公サブレとハチ公ソースを手に入れることができる。そこでさっそく「ハチ公サブレ」を食べてみた。すると、バターと卵の風味がなんともいえず、懐かしくて美味しい。見た目だってキュート。


日本人に最もよく知られ、愛されている犬として、また渋谷のシンボルとしてのハチ公。そんなハチ公ブランドは、渋谷の、いや、東京土産としても喜ばれるのでは? 特にハチ公サブレなんて、ただ名前に“東京”をつけただけのお菓子よりもずっと良いかも。(田辺 香)
編集部おすすめ