世界で大人気『スポンジ・ボブ』って?!
スポンジ・ボブの後ろに見えるのは、彼が住んでいるパイナップルのおうち!(C)2005 Viacom
近頃よく、雑貨屋さんで見かけるキャラクター『スポンジ・ボブ』が気になってしかたない。最初は、その派手な風貌に目を奪われてしまいがちだったのだけど、見ているうちにだんだん可愛くなってきて親しみを感じてしまい、ついにグッズに手を出してしまったほどだ。


『スポンジ・ボブ』は、日本でも2000年1月からCSのアニメーション専門チャンネル、ニコロデオンで放送され、以来ずっと人気を博している。が、一般的に広く認知されるようになったのは、グッズが出回るようになった昨年くらいからだろうか。

それにしても、この『スポンジ・ボブ』、本国アメリカでの人気ぶりは凄まじい。ケーブルテレビで放送されて以来、視聴率トップを走りつづけ、子どもたちの間では認知度もぶっちぎりナンバー1の、いわば国民的キャラクターなのだ。そして昨年11月には待望の映画も公開。アメリカ国内を皮切りに世界各地で上映され、興行収入はアニメでは異例の1億ドルを突破しているという。


『スポンジ・ボブ』のアニメーション自体は、確かに子ども向けではあるのだけど、アイロニックかつユーモアたっぷりなところが、大人にも受ける魅力のひとつだろう。

念のため、スポンジ・ボブについてここでちょこっと解説。
彼は、海底都市“ビキニ・ボトム”に住む、海綿くんだ。そして、なんといっても、スポンジ・ボブが、“働いている”という設定に、グッとくるものがある。そう、彼は“カニカーニ”というバーガーショップでバイトしているのだ。しかも人生の目標は「完璧なカニバーガーを作り、今月の最も優秀な従業員」に選ばれること、ときた。
そんなポジティブで健気、ユーモラスで人間くさい(?!)ところがたまらない。また、ズボンにネクタイという姿だけでも真面目さがあらわれていて可笑しいのだけど、バイト中はさらに帽子をかぶるところが愛らしい。それにスポンジ・ボブがいつもつるんでいる仲良しのパトリック(ヒトデ)や、同僚のイカルド(イカ)、バイト先の店長カーニさん(カニ)といった仲間たちも、それぞれかなりマイペースで味があって、とってもキュート。

ああ、どこかの海底にこんな世界があるんじゃないか、(いや、あったらいいな)なんて、大人でも思えてくるほど、ほのぼのムードが心地良いのだ。(CS放送をご覧になれる方は是非チェックを!)

そんな『スポンジ・ボブ』は、グッズだって楽しいものが目白押し! アメリカで販売されているグッズといえば、“ないものはない”、1万以上のアイテム数を誇り、その売り上げは計り知れない。もちろんグッズはアメリカだけでなく、ヨーロッパ、中南米、アジア、と世界各地で大好評。
現在、日本で売られているグッズはすべて輸入品で、総アイテムのほんのごく一部なのだけど、流行に敏感な女子高生の間では既にブレイクしはじめている。今年9、10月には、ようやく日本でも本格的に国内生産のライセンシーグッズとして、携帯アクセサリーやマスコット、ポーチなどが発売されるらしいので、これまた楽しみだ。

噛めば噛むほど味がでるというか、知れば知るほど、クセになってしまうキャラクター「スポンジ・ボブ」。これからの展開にますます目がはなせない! みなさんもどうぞ乗り遅れないように〜!!(田辺 香)