
お話を聞いてみると、なんと昨年12月20日にすでに「平成18年春の花粉総飛散量の予測について」という報道資料が発表されているそう。さすが環境省、早いですね。気になる予想結果は、「平年並からその半分程度」との事で、相当少ない事が予想されているそうです。大きな理由として二つの事が挙げられます。
ひとつめは、昨年が大量飛散の年だったということ。たしかに昨年はすごかったですね。春の花粉飛散は観測史上初、テレビでも黄色い粉が大量に飛び交う映像を何度も見ました。大量飛散の翌年は比較的少ないそうです。
ふたつめは、7月の気温が低かった事。7月の気温というのは、一番花粉に影響を及ぼす時期らしく、温度が高いと翌年の花粉も多くなるそうです。
これらふたつの条件が重なって、今年は「平年並からその半分程度」という嬉しい予測にまとまりました。ちなみに花粉シーズンの幕開けを告げる花粉前線予想も例年より遅い2月中旬前後が予想されています。さらに長引く寒波の影響で遅くなる可能性もあるとか。ずっと来なければいいのに……、なんて願う人も多いと思いますがそんなわけにもいかないようです。
今回、伺った内容は昨年12月20日発表のもの。より正確な予想第二段は、今月末をめどに発表予定だそうです。花粉に悩む人はぜひ環境省のホームページを要チェック。今年は、過ごしやすい春になればいいですね。ただ、どんなに花粉が少なくても、花粉対策だけはきっちりやりましょうね。
(木南広明)