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用途に合わせて乾燥剤にはいろいろな種類がある

先日、ハーゲンダッツのクリスピーサンドの中に台紙のような薄い紙のシートが入っていることに気がついた。
はじめは台紙なのかと思っていたが、よく見ると「乾燥剤(食べられません)」と書いてある。乾燥剤といえばビーズのようなシリカゲルや海苔やおせんべいの袋に入っている白い袋状のものしか頭になかったので「へぇ〜紙の乾燥剤なんてあるんだぁ」と妙に感心。
が、直後に「何で乾燥剤にはいろんなタイプがあるのか」、「これは燃えるごみとして捨てていいのか」など疑問が涌いてきた。
乾燥剤には製造元(株)アイディとあり連絡先も書かれていた。いつもの如く「これは聞くしかない」とさっそく問い合わせてみた。

(株)アイディの寺坂さんによると開口一番、シート状の乾燥剤は燃やせるとのことだった。
「紙シートの乾燥剤はパルプの中に塩化カルシウムを含浸させていて、この塩化カルシウムが水を吸収するんです。塩化カルシウムは「水とりぞうさん」などにも使われているもので水分を吸収すると全部水になるんです。もちろん、無害です。押入れなどの湿気とりでは容器に水分として貯めておくことが可能ですが、食品などに入れる乾燥剤として使用する時は湿気を吸って全部水になってしまっては逆効果なので、その吸湿した水分を保水する媒体が必要です。その水分を保水する媒体が紙というわけなんです」

ほぉ。とてもわかりやすい説明だ。
でも、こんな便利なものがあるのになんでいろいろな形の乾燥剤があるんだろう。

「塩化カルシウムの乾燥剤はシリカゲルの3倍の吸収力があるんです。(25℃ 90% RH(湿度)の条件下で)さらに、吸湿スピードが速いため、防水性の悪い袋などで長期間保存するような場合は、逆に水分を呼びこんでしまうんです。海苔のようにゆっくり吸湿した方がいい場合は生石灰の方がいいんですね。生石灰は水がつくと熱が出るため、安全面を考えて、小さなお子さんたちが直接開けて口にするものは使われていないんです。海苔やシイタケなどは普通、大人が扱いますよね」と寺坂さん。

なるほど。いろいろな利用面、安全面を考慮しているため乾燥剤は幾つもの種類があるということか。
「シート状の乾燥剤は薄くて割れやすいリーフパイや開ける瞬間までパリっとさせておきたい場合に最適です。食品以外のところでは妊娠検査薬等の診断薬にも使われています。わずかの水分などにも反応してしまうような試薬には最適なんです」と寺坂さん。

ハーゲンダッツのクリスピーサンドにシート状の乾燥剤が使われている理由も寺坂さんが教えてくれた。
アイスクリームは冷凍庫から取り出すと個体が液体になることなく直接気体になる昇華現象がおきる。あのほわっとした湯気のような白い煙が水蒸気だ。この水蒸気がウエハースに吸湿されてベタベタにならないように乾燥シートが入っている。
塩化カルシウムのシート状乾燥剤は無害なので誤って口に入ってしまっても問題ない。また、割れやすいウエハースを保護する台紙代わりにもなると一石二鳥の優れものなのである。(こや)

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2006年4月5日のコネタ記事

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