「よっちゃんいか」が大人になった!?
そもそも大人か子供かわからない、年齢不詳の“よっちゃん”。いちおうスーツでネクタイしめてるようですが。
駄菓子の定番「よっちゃんいか」。
食べた後の指のツーンとするニオイがたまらなく、それでも酸味がクセになってしまう存在だが、最近、「大人の駄菓子」として、スティック状のものが出ているのをご存知だろうか。


コンビニなどで売っている「カットよっちゃんスティック6本入」126円。
これはもう1年ぐらい前に出たものだそうだが、開発の理由をよっちゃん食品工業に聞いてみると……。
「もともとスティックタイプを開発したのは、串にささったものなどは食べにくく、見た目にもいいからというだけ。“大人の駄菓子”として出したのは、単に値段的な問題(笑)。駄菓子は30円とかだけど、コンビニエンスストアなどに置くよう、126円という単価にしたので、結果的に“大人”ターゲットになったんですよ」
と、あっさり。

「すっぱさUP!」とパッケージにうたっていることに関しても、「正直、酸味の違い、わかりました?」と逆に聞かれてしまったが、これは私にとっては大きな違いだった。

なんといっても、5ミリぐらいある肉厚なせいか、酸っぱさは大幅に増していて、胃にじんわりとしみるようなパンチがあった。

ちなみに、よっちゃんの仲間を調べてみると、「くじつきカットよっちゃんからくちあじ」「カットよっちゃんしろ」「カットよっちゃんイカソーメン」「Bigカットよっちゃん(しろ)」などのほか、「駄菓子屋よっちゃん剣先いか」「カットよっちゃんのす漬いか」など、細かい種類があるわ、あるわ。

よっちゃんが大人に向けて新たに歩み寄ったわけではなく、単なる1バリエーションに過ぎないようでした。
(田幸和歌子)