人気沸騰中の「ひょうたんから水」って!?
色鮮やかな「ひょうたんから水」。赤いストラップは、まるでひょうたんがマフラーを巻いているみたいでキュート!
先日、ひょうたんのカタチをしたペットボトルを見つけた。
その名も「ひょうたんから水」。


なんだかわからなかったけれど、とにかく可愛い。そして、中に入っているお水をごくり。とっても美味しい! しかもこの「ひょうたんから水」、違うデザインがたくさん揃っているので、見ているだけで楽しい気分になってくる。

調べてみると、中身の水は環境省認定の「名水百選」のひとつにも選ばれている洞川湧水郡の「ごろごろ水」。さらに国土交通省指定「水の郷34選」、奈良県指定「やまとの水」にも認定されているほどの名水だったのだ。

でもそんな名水がなぜ「ひょうたん」に!?
さっそく販売元のキンキ・パートナーズ株式会社に問い合わせてみた。


すると、この「ひょうたんから水」は、2004年6月25日に発売された商品。発売当初は京都や奈良のお土産屋さんで販売する程度だったのだが、清水寺などへの観光客による口コミで広がり、最近になって全国のイトーヨーカドーで販売をスタート。以来、話題となり、爆発的に売れるようになったという。売れ行きは絶好調で、なんと現在は生産が追いつかないほどだとか。

この自然水は、奈良県吉野国立公園内、世界遺産にも登録された大峰山直下に位置する場所でとれる。分子の細かい、ミネラル豊富な湧水がとれるので、実は、キンキ・パートナーズ(株)では10年程前から通常の2Lのペットボトルなどで販売していたという。
ところが、売れ行きは全くのびなかった。水には日本一と思えるくらいの自信があったのに……。

そこで「日本一の水を、世界にひとつしかないカタチで売り出したい」という思いを新たに、ユニークな「ひょうたん」のカタチを考案。「ストラップをつければ、観光客などもぶらさげて歩いてもらえる」というわけで、ひょうたんのくびれの部分にはパッと目につく赤いストラップをつけた。

柄のデザインは発売当時から、チェックや星や水玉など20種類が揃っていたそう。というのも、1ケース20本入りでも販売しているため、「カラフルで、すべて違うデザインのものが入っていたら、1ケースで買ったお客さんも喜んでくれる」と考えたからだとか。


このひょうたん型のペットボトルは、すでに特許取得済み。現在のデザインは夏らしい柄が多いため、秋から冬にかけては、違うデザインを展開していく予定とのこと。今から秋冬バージョンも楽しみ!
(田辺 香)