
(写真上から)前。台風の謝りの気持ち「Sorry」と書かれている。<br>背中。こちらでも謝っている。<br>色は上のデニムとナチュラルアイボリー
台風シーズン真っ只中。日常でも旅行でも台風情報が気になる季節だ。
そんな台風への怒りを和らげてくれる!? 画期的な商品を発見した。台風の気持ちになったTシャツ、その名も「台風TEE」だ。台風が日本に上陸しそうな位置にあるイラストに、『Sorry!I came again』とメッセージが添えてある。台風が「また来ちゃってごめんなさい」と謝っているのだ。これを見ると、なんだか力が抜けてしまう。しかもデザインがかなりおしゃれで、私も気に入って即購入。サイズも豊富だし、とってもかわいいのだ。
このTシャツを製作・販売しているのは、石垣島にある「大田民芸」さん。35年の歴史のあるお店で、沖縄グラフィックTシャツをメインに、石垣島在住のアーティストさんたちの作品を扱っている。モダンな沖縄をイメージしていて、商品はどれも若い人向きのおしゃれなものばかり。
2002年の製作当時、バーを経営していた大田さんは、台風で困っている観光客の方を多く見てきた。3年連続台風に遭ってしまった人、青い海が一度も見られなかった人、飛行機の欠航で足止めを食らって男同士でラブホテルに泊まった人……。太田さんは、そんな人たちにいつも謝っていた。そこで台風自身が謝っているTシャツがあれば、観光客の方も苦笑いをして少し和らいだ気持ちに慣れるんじゃないかと、「台風TEE」を思いついたという。また沖縄に来てほしかったし、島を嫌いになってほしくなかったという思いもあったとか。発売以来、「台風TEE」は大田民芸の人気ナンバー1商品。最近は沖縄本島でコピー商品が出回っているとか。
台風の気持ちになって謝るなんて、普通は思いつかない。台風の接近・通過が多く、毎年被害も出てしまう石垣島の人こそ、台風に怒りを感じているのだと思っていた。一番大きな被害や影響を受けているのに、台風の気持ちになってあげるなんて、なんだか少し感動してしまった。自然を愛している島の人の気持ちがしみじみ伝わってくる商品だ。
自然の力に逆らうことはできないけれど、この台風シーズン、備えも万全にして被害を最小限に食い止めたいと切に思う。台風が近づいているときに無茶をして被害を拡大するようなことは、間違ってもしてはいけない、と改めて感じさせてくれた商品だった。
(さくら)
台風は気象現象であり、自然の力をどうすることもできないのだが、土砂災害などの被害を被ったり、交通に影響が出て足止めを食らってしまった場合は、どうしても台風に怒りや不満をぶつけたくなってしまう。怒ってもどうしようもないのはわかっているんだけど……。
そんな台風への怒りを和らげてくれる!? 画期的な商品を発見した。台風の気持ちになったTシャツ、その名も「台風TEE」だ。台風が日本に上陸しそうな位置にあるイラストに、『Sorry!I came again』とメッセージが添えてある。台風が「また来ちゃってごめんなさい」と謝っているのだ。これを見ると、なんだか力が抜けてしまう。しかもデザインがかなりおしゃれで、私も気に入って即購入。サイズも豊富だし、とってもかわいいのだ。
このTシャツを製作・販売しているのは、石垣島にある「大田民芸」さん。35年の歴史のあるお店で、沖縄グラフィックTシャツをメインに、石垣島在住のアーティストさんたちの作品を扱っている。モダンな沖縄をイメージしていて、商品はどれも若い人向きのおしゃれなものばかり。
さっそくお店の大田さんにお話を伺った。
2002年の製作当時、バーを経営していた大田さんは、台風で困っている観光客の方を多く見てきた。3年連続台風に遭ってしまった人、青い海が一度も見られなかった人、飛行機の欠航で足止めを食らって男同士でラブホテルに泊まった人……。太田さんは、そんな人たちにいつも謝っていた。そこで台風自身が謝っているTシャツがあれば、観光客の方も苦笑いをして少し和らいだ気持ちに慣れるんじゃないかと、「台風TEE」を思いついたという。また沖縄に来てほしかったし、島を嫌いになってほしくなかったという思いもあったとか。発売以来、「台風TEE」は大田民芸の人気ナンバー1商品。最近は沖縄本島でコピー商品が出回っているとか。
台風の気持ちになって謝るなんて、普通は思いつかない。台風の接近・通過が多く、毎年被害も出てしまう石垣島の人こそ、台風に怒りを感じているのだと思っていた。一番大きな被害や影響を受けているのに、台風の気持ちになってあげるなんて、なんだか少し感動してしまった。自然を愛している島の人の気持ちがしみじみ伝わってくる商品だ。
自然の力に逆らうことはできないけれど、この台風シーズン、備えも万全にして被害を最小限に食い止めたいと切に思う。台風が近づいているときに無茶をして被害を拡大するようなことは、間違ってもしてはいけない、と改めて感じさせてくれた商品だった。
(さくら)
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