リンス・イン・シャンプー、使ってますか?!
愛用品。だって、これ一本で良いんですよ!
リンス・イン・シャンプーが好きだ。

といっても、しばらくはシャンプーとリンスを別で使っていて、ここ最近、久しぶりにリンス・イン・シャンプーに戻ったのだが、使ってみるとやっぱり良いと思う。
でも、まわりで使っている人がほとんどいないのは気のせい?

知人の女性に使ったことがあるか聞いてみたところ、「ない」といったその人は、「どこからがシャンプーでどこからがリンスなのかわからなそうだし……」という。たしかに。でも、何はともあれ、シャンプーとリンスが一度でできるなんて便利じゃない?!

昔、朝シャンブームの時代は特に、種類もたくさんあった気がするのだが、今はどうなのだろう。と、調べてみたら、まだ結構あるものだった。でも正直、そこまでよく知っているブランドがなかったのも事実。

そこへいくと、薬師丸ひろ子のCM“ちゃんりんしゃん”を今も鮮明に思い出せるほど、すっかりリンス・イン・シャンプーとして定着している「ソフトインワン」はさすが。サラサラ、しっとり、スッキリデオドラントのタイプ別まで揃っている。でもこれはある意味、リンス・イン・シャンプーのためのブランド、だからこその追求ともいえるかも。

で、何かが違うと感じていたのは、そう、リンス・イン・シャンプーのためのブランドではないもので、リンス・イン・シャンプーを作っているブランドがほとんどないと思うからだ。言い回しがややこしくなったけど。

なんてことにこだわるのは、昔ニューヨークに住んでいたときに「パンテーン」のリンス・イン・シャンプーをずっとお気に入りで使っていたのだが、日本に帰ってきたら存在してなかったから、というのがあるかもしれない。アメリカでの「パンテーン」は、数種類のリンス・イン・シャンプーが存在していて、しかも使い心地がすごく良かったのだ。


でも、日本の「パンテーン」にないのは、なぜなのか? さっそくに問い合わせてみた。すると、日本ではもちろん、日本人の髪に合わせてシャンプーもリンスも作っているので、まずアメリカとは別であるということ、そしてリンス・イン・シャンプーについてはリクエストがないので、今後も発売を考えていないというのだった。しーん。

さらに、リンス・イン・シャンプーに切り替えるまで、ずっとお世話になっていた「ラックス」にも聞いてみたところ、やはり今後、発売の予定はないという。その理由としては、リクエストがないこと、さらに「ラックス」の販売元のユニリーバ・ジャパン株式会社では、以前発売していたリンス・イン・シャンプー「オーガニック」の発売も終了しているという。理由は、売れ行きがあまり好ましくなかったから……。

単純明解。
それじゃ、「ラックス」でわざわざ作るわけないかも……。

ちなみに、現在、お気に入りの「シーブリーズ」のリンス・イン・シャンプーは、夏のイメージが勝手にあったため、もしかして季節限定? と思っていたのだが、今後も発売は続くそうで、めでたしめでたし。さらに「シーブリーズ」は珍しく、シャンプー&リンスと、リンス・イン・シャンプーが別で存在しているブランドでもある。そこで、どちらが人気があるか聞いてみたのだが、「好みによるので」とはぐらかされてしまった。なんとなく答えはわかってるけどね。
なんて、ちょっと思い込みも入ったりして。

それに、「ソフトインワン」の発売元であるライオン株式会社の調査によると、リンス・イン・シャンプーは「時間がないとき」「簡単に洗いたいとき」「携帯用・旅行用として」など幅広いシーンで使われているという。

え、でもそれってやっぱり特別なときでは?! 普通に愛用してる私って……と、ひとりツッコミながらも、これからも使い続ける! と気合いを入れたのだった(ちょっと大袈裟)。
(田辺 香)
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