飲むかつおだし「かつおの力」とは?
写真は「かつおの力」ステイック30本入りタイプ
味の素株式会社から先月飲むかつおだし「かつおの力」という商品が発売された。
みそ汁8杯分の濃厚なかつおだしの栄養を、毎日カップ一杯でおいしく摂取することができるというものだ。

「かつおの力」は顆粒状で、スティックに入っている。これをお湯150ミリリットルに溶かして一日一回飲むというもの。
みそ汁でもなくスープでもなく“だし”そのものを飲むという発想には驚かされる。

なぜ飲むだしなのか、さっそく味の素(株)に話を聞いてみた。
「『かつおの力』は飲むサプリメントなんです。かつおだしにはアミノ酸、ペプチド、ミネラルなど人間の健康に役立つ27種類の成分があることがわかっています。
また、かつおは、休むことなく一生泳ぎつづける魚ですが、一生の回遊距離は約100万km、地球20周以上にも及ぶと言われています。魚の中でも最も強い筋肉を持っているとも言われています。そんなかつおのパワーを人間の健康に役立てることができたら、と考えて作ったのが『かつおの力』なんです」と健康事業開発部の金子さん。

「かつおの力」の栄養成分は27種類ということだがそのうちの2つの成分は、生のかつおにはなくて、かつお節になることによって生まれる成分なのだそうだ。そう、“かつお”ではなく“かつおだし”であることがポイントなのだ。

みそ汁8杯分となっているのは元気な毎日に活かすためには、一日にみそ汁8杯分のかつおだしをとることが有用と言われているところからきているという。
でも実際に毎日8杯ものみそ汁を食べることは不可能に近い。また仮に毎食みそ汁をおかわりして栄養は十分にとれたとしても、味噌に含まれる塩分まで大量に摂取することになってしまう。そこで、1回で一日に必要な有用成分をとりいれられるようにとみそ汁8杯分のだしを濃縮したのだそうだ。

それにしてもみそ汁8杯分のだしの味とはちょっと想像がつかないがこのあたりはどうなのだろう。

「お味は是非お試しいただきたいのですが、ほっとする味です」若干濃めのだしを飲んだという感じでしょうか。「塩分は普通の味噌汁の約半分に抑えて紀州産の梅を加え飲みやすくしています。
『かつおの力』では濃縮したかつおだしを美味しく召し上がっていただくように、味に工夫を凝らしています。高級だしを作る方法をふんだんに活用しているという感じでしょうか」と金子さん。

金子さんが「高級だしを作る方法をふんだんに活用している」と言うように、「かつおの力」は素材にもこだわっている。かつおは枕崎港で水揚げされたものだけを使い、「かつおの力」専用のかつお節を作るところからはじめるそうで、風味に加える梅も梅の最高峰と言われる紀州産の南高梅を使っている。

「スティック状なのでいつでもどこでもお湯さえあれば手軽に召し上がっていただけます」と金子さん。
「かつおの力」は通信販売のみ。
初回限定ということでステイック7本入りのお試し商品(\1400)も用意されている。

日本に生まれてよかったなぁと思うのはかつおだしの美味しさ、うまみの味がわかること。
休息の足りないあなた、一日1回、美味しいおだしを飲んでほっとするというのは嬉しいじゃありませんか。
(こや)