NY市がブランド・コンドームをつくった
なかなかおしゃれなパッケージ
話題を集めたドラマ「SEX and the CITY」を見て、ニューヨークのバーでは、毎夜いい男やいい女との出会いがあって、そのままベッドに直行しているのかぁー、と思った人いますかー?
そうですよー。その通りですよー。


というのは冗談だけど、イーストビレッジ辺りのバーでいいムードになったなら、ことに至る前に必ず確認しておこう。
「コンドーム、持ってる?」

セーフティ・セックスは大人の常識。キャリアだろうがなかろうが、安全日だろうがなかろうが、コンドームを使うのは、決して特別のことではない。
NY市保健局の発表によると、94年をピークに減ってきたとは言え、25歳から44歳までの死亡原因の一位がエイズウイルス(HIV)感染によるものであり、性感染症の感染率は高い。

NY市では、HIV感染、性感染症の問題や、不測の妊娠を防ぐために、積極的にコンドームの使用によるセーフティ・セックスを勧めている。
市は市内の学校や医療施設で、市販のコンドームを無料配布してきた。

そしてさらに先頃バレンタインデーの日には、全米初の市のブランド・コンドーム「NYC Condom」を作成し、年間1800万個無料配布すると発表され、15万個のコンドームが市内各地で配られた。

話題のコンドームは、NY地下鉄のサインをロゴに使った黒いパッケージに、メーカー市販のコンドームを詰め替えたもの。見た目は結構おしゃれだし、品質も保証済み。

医療機関だけでなく、市内100カ所以上のバーやクラブ等でも配布されるそうなので、慌てて薬局へ駆け込むこともないということだ。
配布場所は、公式ホームページに紹介されているので是非チェック。

すでにNYCコンドームを使ったという30代男子に聞いてみた。

「バーのカウンターに置いてあったので、ま、話題だったし、いくつかもらってきたのさ。中身は普通のものと変わらないし、サイズが合うなら便利でいいんじゃない? タダだし。彼女も喜ぶし」
ということだった。貴重なお話ありがとう。

そうそう、日本にもコンドームの名コピー「愛しているなら0.1mm離れて」というのがあったっけ。
NY限定のお話と思わずに、「SEX and the CITY」を見た後は、セーフティ・セックスについても考えてみてね。

(チン・ぺーぺー)

「NYC Condom」HP