そのまま食べられる! 「もずちゃん」とは?
こちらは「もずちゃん」のピリ辛味。陽気にポーズをとる「もずちゃん」がキュート!
先日、久しぶりに“ジャケ買い”をした。
そのジャケに描かれていたのは、にっこり笑って踊る、一見、ガングロ高校生のようなインパクトのあるイラスト。
名前は「もずちゃん」とある。

そう、それは沖縄県出身の、食べる「もずく」だったのだ。
「もずく」といえば、健康に良いとされていて、「もずく酢」として食べるのが一般的だが、私は酢があまり得意でないため、進んで食べる方ではなかった。

ところが、この「もずちゃん」は、水で戻さずに、お菓子感覚でそのまま食べられるというのだ。味はピリ辛味とうめ味の2種類。さっそく食べみたところ、どちらも食べやすくて美味しい。
ピリ辛味はその名のとおり、ピリっと辛く、うめ味は甘酸っぱさがクセになる感じ。歯ごたえも良く、お酒のおつまみに合いそうだ。

さらにこの「もずちゃん」は、水分と一緒にとると、お腹の中で25倍にも膨らむのでダイエットにも良いらしい! カロリーもたった3キロカロリーというから嬉しい限り。

そんな「もずちゃん」をすっかり気にいってしまった私は、さっそく発売元の株式会社シーズにいろいろ伺うことに。すると、「もずちゃん」を作ったきっかけは、「もずく酢=若い人や子どもは食べない」というイメージを変えたいと思ったところにあった。「子どもや若い人も食べれるもの=お菓子」を作りたい! という思いから、手軽にそのまま食べられる「もずちゃん」が誕生したというわけなのだ。


味付けについてもこだわりがある。ピリ辛味については、(株)シーズの社長である前田すえこ氏の意向で最初に決定したそうなのだが、梅味を決めるまでに半年間試行錯誤。黒糖味など5種類の中から、地元の国際通りで観光客にリサーチして、最終的に一番評判の良かった「うめ味」に決定したのだとか。

気になる「もずちゃん」のパッケージについては、駄菓子屋の雰囲気があって、可愛いらしいものをと、一般の人たちにデザイン、ネーミングのアンケートをとって決めたそうで、特に高校生などには可愛い! と評判だという。

もちろん、可愛くて人気があるだけではなく、平成15年には沖縄県知事賞を、平成18年には文部科学大臣賞を受賞しているほど、その味はお墨付き。「もずちゃん」ファンの中には、そのまま食べるだけでなく、納豆に混ぜたり、お味噌汁に入れたり、いろいろと工夫して新たな食べ方を楽しんでいる人も多いとか。


最初はジャケ買いした私だが、中身も美味しかったので、なんだかとっても得した気分。ダイエットにも良いということで、小腹が空いたときやお酒のおつまみに、これから「もずちゃん」が活躍しそう!
(田辺 香)

「もずちゃん(ピリ辛味)」紹介ページ*ズバット!もずく屋HP内
「もずちゃん(うめ味)」紹介ページ*ズバット!もずく屋HP内
ズバット!もずく屋HP
「(株)シーズ」オフィシャルサイト