![簡単パラパラチャーハン用、調味料](http://imgc.eximg.jp/i=https%253A%252F%252Fs.eximg.jp%252Fexnews%252Ffeed%252Fextnews%252Fextnews_chahan070909.jpg,zoom=600,quality=70,type=webp)
写真は、「Cook Do 飯店炒飯 ねぎ油香る上湯うま塩味用」。ほかにも「干貝柱の海鮮うま塩味用」と「XO醤仕上げの焦がし醤油風味用」の3種類が全国のスーパー、食料品店で、好評発売中。<br>パラパラさだけでなく、それぞれの味付けも、かなり本格的です。新製品発表会のときにも、カセットコンロにもかかわらず、シェフがあざやかな手つきでパラパラチャーハンを仕上げていました。
チャーハンの“キモ”は、なんといっても、ご飯のパラパラ感だ。レンゲですくって口に放り込んだ瞬間、ホロホロと絶妙にほぐれていき、口の中にうまさがまんべんなく広がっていく。
しかしこれは、プロのシェフの手際のよさと、強力な火力あってこそ、とよく言われる。家庭ではやはり限界があり、どうしてもベッチャリチャーハンになりがちだ。
8月に味の素KKから発売されたチャーハン用の調味料、「Cook Do 飯店炒飯」。これを使えば、誰でも簡単に、パラパラに仕上げることができるという。しかも、家庭にある油も使わないらしい。本当なのか。
実際に、試してみた。
基本材料として用意するのは、当たり前だがご飯。そして卵、ネギ。それから今回は冷蔵庫にあったハムを使うことにした。
まずは、付属の調味油「特製 炒め油」で、ハムを炒める。
ジュワーという音をたてて、ハムと調味油が、激しく泡立つ。そこに次に溶き卵を投入、そして、いよいよご飯。ジャー! 最後に合わせ調味料を加えてできあがり。いいにおい。
! パラパラだ、すげえ! コンロとフライパンも、いつも使ってるやつなのに。
都内ホテルで行われた味の素新商品の発表会のときにも、会場のホテルシェフが、フライパンをふるいながら、「これは、なかなかすごいですよ」と、感心しながら試食用チャーハンを作っていた。このときは、家庭用コンロどころかカセットコンロだったのに、見事なパラパラチャーハンに。
この調味油の実力とその秘密を、味の素株式会社にたずねてみた。
「ふっくらパラパラに仕上がったチャーハンは、ご飯の1粒1粒が、油で薄く均等にコーティングされています。シェフがチャーハンを作るときは、卵が半熟のうちにご飯を入れて、手早くお玉で混ぜ合わせることで、ご飯の表面が、均一に卵で覆われます。
「Cook Do 飯店炒飯」の「特製 炒め油」には、このレシチンが含まれているのだそう。これが、パラパラの秘密なのだ。
「卵を半熟のうちに手早くご飯に覆わせる技術がなくても、『特製 炒め油』に含まれるレシチンが、ご飯の表面を覆うのです」
卵の黄身の力を借りなくても、炒め油がご飯全体になじむから、というわけだ。「最初からご飯に卵を混ぜて、卵かけご飯のようにしてから炒める」という“裏ワザ”みたいなのもあるが、これはこれで、やはりどこかパラパラ感に欠けることも多かった。もたもたしてたら、あっという間に固まってしまう卵と違って、確かに油なら、混じりやすい。
味の素(株)の調べでは、05年度で1世帯あたり、年間23回と、食卓にのぼる回数がかなり多いチャーハン(ちなみにカレーが33回)。
これからは口の中でホロホロ崩れるあの感じ、自分で簡単にできそうです。
(太田サトル)
しかしこれは、プロのシェフの手際のよさと、強力な火力あってこそ、とよく言われる。家庭ではやはり限界があり、どうしてもベッチャリチャーハンになりがちだ。
8月に味の素KKから発売されたチャーハン用の調味料、「Cook Do 飯店炒飯」。これを使えば、誰でも簡単に、パラパラに仕上げることができるという。しかも、家庭にある油も使わないらしい。本当なのか。
それはすごい。
実際に、試してみた。
基本材料として用意するのは、当たり前だがご飯。そして卵、ネギ。それから今回は冷蔵庫にあったハムを使うことにした。
まずは、付属の調味油「特製 炒め油」で、ハムを炒める。
この「炒め油」に秘密があるよう。それにしても、これから他に油を一切使わないというのが、やっぱり不思議だ。
ジュワーという音をたてて、ハムと調味油が、激しく泡立つ。そこに次に溶き卵を投入、そして、いよいよご飯。ジャー! 最後に合わせ調味料を加えてできあがり。いいにおい。
! パラパラだ、すげえ! コンロとフライパンも、いつも使ってるやつなのに。
都内ホテルで行われた味の素新商品の発表会のときにも、会場のホテルシェフが、フライパンをふるいながら、「これは、なかなかすごいですよ」と、感心しながら試食用チャーハンを作っていた。このときは、家庭用コンロどころかカセットコンロだったのに、見事なパラパラチャーハンに。
この調味油の実力とその秘密を、味の素株式会社にたずねてみた。
「ふっくらパラパラに仕上がったチャーハンは、ご飯の1粒1粒が、油で薄く均等にコーティングされています。シェフがチャーハンを作るときは、卵が半熟のうちにご飯を入れて、手早くお玉で混ぜ合わせることで、ご飯の表面が、均一に卵で覆われます。
卵の黄身にはレシチンという物質が含まれていて、これで油の表面張力が下がり米になじみやすくなり、均一にコーティングされ、パラパラに仕上がるんです」(広報・CSR部)
「Cook Do 飯店炒飯」の「特製 炒め油」には、このレシチンが含まれているのだそう。これが、パラパラの秘密なのだ。
「卵を半熟のうちに手早くご飯に覆わせる技術がなくても、『特製 炒め油』に含まれるレシチンが、ご飯の表面を覆うのです」
卵の黄身の力を借りなくても、炒め油がご飯全体になじむから、というわけだ。「最初からご飯に卵を混ぜて、卵かけご飯のようにしてから炒める」という“裏ワザ”みたいなのもあるが、これはこれで、やはりどこかパラパラ感に欠けることも多かった。もたもたしてたら、あっという間に固まってしまう卵と違って、確かに油なら、混じりやすい。
味の素(株)の調べでは、05年度で1世帯あたり、年間23回と、食卓にのぼる回数がかなり多いチャーハン(ちなみにカレーが33回)。
しかも、家庭での手作り率、実に9割とのことなので、そりゃあ、よりうまく仕上げることができればうれしい。
これからは口の中でホロホロ崩れるあの感じ、自分で簡単にできそうです。
(太田サトル)