
2週間ほど経過して、こんな状態に。左側が京みず菜。食べられるように育つまで、もう少しです。(写真/下)セット内容はこんな感じ。東急ハンズやロフトはじめ、雑貨店などで発売中です。
いよいよ本格的なお鍋の季節。
今夜はあったかいお鍋を、と思ったらアラ、春菊がない! そんなときも大丈夫。
と、奥様向けショッピング番組のような出だしになっておりますが、そんな場面にもピッタリな(?)、土鍋で育てる鍋用野菜の栽培キットが発売されている。自分で育てたとりたて野菜を鍋に入れて食べる。そりゃあ美味しさも格別なことだろう。
「なべ野菜栽培セット 土鍋で育てるシャキシャキ野菜。 春菊とみず菜」というこの栽培キット、一人用鍋にピッタリなサイズの土鍋で春菊やみず菜を栽培できるというもの。まるで、「十分育ったら、そのまま鍋に他の具と水入れて、火にかければオッケー、おいしいお鍋のできあがり!」ぐらいの勢いですが、土が入っているので当然それはできません。
さて、キットの内容はというと、その植木鉢代わりの土鍋と、春菊と京みず菜の種、それから培養土でひととおり。
土鍋に土を入れて2種類の種をまく。あとは、適温を保って(約15〜25度)、適度に水をあげるだけ。
さっそくまいてみたところ、翌日にはもう、成長が早いというみず菜の芽が出てきた。3、4日もたつころには、かいわれ大根のような双葉がニョキニョキと生えてきて、春菊エリアも続けて発芽。10日を越えたころには、いかにもみず菜や春菊といった特徴的な、ギザギザの葉っぱが姿をみせはじめた。
さてこの栽培セット、製造元の聖新陶芸株式会社によると、発売開始は今年の8月とのこと。
「もともと、たとえばそら豆など、基本的に室内用の栽培セットを手がけていたのですが、これからお鍋の季節ということで、鍋用の野菜を、ということになりました」
鍋用野菜なので、育てる鉢も土鍋でということだが、そこにこだわりたいために、それに適したサイズのものを探してまわったという。いちおう土鍋ではあるが、
「植木鉢としての用途のものなので、耐火性などは考慮していませんから、火にはかけないでください」
とのことだった。
ところでこのセット、パッケージには「観賞用」と表示されていて、「育てた野菜を食べることはできます」という但し書きが記されている。もちろん食用のものなので、食べられて当たり前なのだが、これは、栽培することが目的のキットなので、そういう表記になっているわけだ。
さて育った後で待望の収穫が待っているわけなのだが、嬉しいことには、収穫のときに少し根元を残しておくと、また新しい芽が出てくるということ。つまり、理論的には何回でもこの自分で育てたマイ春菊とみず菜が堪能できるというわけだ。
ますます寒くなり、お鍋の頻度もどんどん増えてくる。
とりあえず、春菊とみず菜には困らない生活に突入した気がします(というほど大量には栽培してませんが)。
(太田サトル)
今夜はあったかいお鍋を、と思ったらアラ、春菊がない! そんなときも大丈夫。
と、奥様向けショッピング番組のような出だしになっておりますが、そんな場面にもピッタリな(?)、土鍋で育てる鍋用野菜の栽培キットが発売されている。自分で育てたとりたて野菜を鍋に入れて食べる。そりゃあ美味しさも格別なことだろう。
「なべ野菜栽培セット 土鍋で育てるシャキシャキ野菜。 春菊とみず菜」というこの栽培キット、一人用鍋にピッタリなサイズの土鍋で春菊やみず菜を栽培できるというもの。まるで、「十分育ったら、そのまま鍋に他の具と水入れて、火にかければオッケー、おいしいお鍋のできあがり!」ぐらいの勢いですが、土が入っているので当然それはできません。
さて、キットの内容はというと、その植木鉢代わりの土鍋と、春菊と京みず菜の種、それから培養土でひととおり。
土鍋に土を入れて2種類の種をまく。あとは、適温を保って(約15〜25度)、適度に水をあげるだけ。
さっそくまいてみたところ、翌日にはもう、成長が早いというみず菜の芽が出てきた。3、4日もたつころには、かいわれ大根のような双葉がニョキニョキと生えてきて、春菊エリアも続けて発芽。10日を越えたころには、いかにもみず菜や春菊といった特徴的な、ギザギザの葉っぱが姿をみせはじめた。
数日単位で分かりやすく成長を実感できるので、けっこう楽しい。美味しく育てよ、と愛着もわいてくる。
さてこの栽培セット、製造元の聖新陶芸株式会社によると、発売開始は今年の8月とのこと。
「もともと、たとえばそら豆など、基本的に室内用の栽培セットを手がけていたのですが、これからお鍋の季節ということで、鍋用の野菜を、ということになりました」
鍋用野菜なので、育てる鉢も土鍋でということだが、そこにこだわりたいために、それに適したサイズのものを探してまわったという。いちおう土鍋ではあるが、
「植木鉢としての用途のものなので、耐火性などは考慮していませんから、火にはかけないでください」
とのことだった。
ところでこのセット、パッケージには「観賞用」と表示されていて、「育てた野菜を食べることはできます」という但し書きが記されている。もちろん食用のものなので、食べられて当たり前なのだが、これは、栽培することが目的のキットなので、そういう表記になっているわけだ。
さて育った後で待望の収穫が待っているわけなのだが、嬉しいことには、収穫のときに少し根元を残しておくと、また新しい芽が出てくるということ。つまり、理論的には何回でもこの自分で育てたマイ春菊とみず菜が堪能できるというわけだ。
ますます寒くなり、お鍋の頻度もどんどん増えてくる。
とりあえず、春菊とみず菜には困らない生活に突入した気がします(というほど大量には栽培してませんが)。
(太田サトル)
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