ハンドクリームはナゼに手専用?
私のように乾燥でずっと困っている人にはエクストラケアローション・クリームがオススメだそう<br>(C) ジョンソン(R)ボディケア
お肌が乾燥するこの季節、クリームなどが手放せない人も多いはず。でも、ひとくちにスキンケアクリームといっても、全身用・顔用・手用など、こまかく分かれていることが多い。
いったい何が違うのか?

そこで様々なスキンケア用品を販売しているジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社の広報の方に聞いてみると、
「ブランドやメーカーによっていろいろな考え方がありますが、ボディクリーム(ローション)とハンドクリームには薬事的に明確な違いはありません」
ということは、ハンドクリームをボディや顔などに使ってもよいの?
「使用していただいても安全性上問題ありませんが、その部位に最も効果的なように処方を組んでいますので、身体にはボディ用をお使いください」
まあ別の商品として売っているのだから、当然といえばそうか。

さらにその理由を聞いてみると、同社のブランド「ジョンソンボディケア」の場合、
「手は身体のほかの部分と比べて、水にふれる回数が多く、洋服でカバーされていないために外気からの刺激にさらされやすいという特性があります。そのためハンド用は固形の油分や粘度の高い油分を多く使用しています」
一方ボディ用は、身体の広い部分に伸ばしやすいよう、テクスチャー(質感)を調整しているという。
「ローションとクリームを比べると、ローションの方が伸ばしやすいため全身使いに適していますし、乾燥の程度がひどい場合はクリームを使っていただければ、ひじ・かかとなどのケアにも最適です」
やはり用途によって使い分けるのが賢いスキンケアといえそうだ。

ところで赤ちゃん用スキンケアブランド「ジョンソンベビー」は、頬や手足ともに共通して使える。これはどうして?
「赤ちゃんの皮膚はまだまだ発達段階で、皮脂量は生後数カ月から減少し、バリア機能が未熟な状態です。
つまり大人と異なり、皮脂腺が無いところ(足の裏や手のひら等)だけでなく全身の皮膚で油分が不足しがちなので、共通して使っても大丈夫なんです」
なるほど。赤ちゃんの場合、ひじやかかとだけが特に乾燥するというわけではないのだ。

最後にスキンケア用品選びのアドバイスをいただいた。
「クリームを選ぶ時の基準は、まず“保湿力”だと思います。ただ保湿力ばかりに特化してしまうと、“べたつき”や“のばしにくさ”というネガティブなポイントも出てきてしまいがち。ですから、“保湿力”と“べたつきのなさ”の両方を兼ね備えているクリームを選ぶのが一番ではないでしょうか。
サンプル品で試してみるのがいいですね」
そのほか「乾燥ケア」という側面だけでなく「香りでリラックス」という効果もあるので、お気に入りの香りを探してみるのもおすすめだとか。

自分に合ったスキンケア用品を見つけて、冬の乾燥対策も楽しくしたいものです。
(古屋江美子)

「ジョンソン(R)ボディケア」HP*ジョンソン(R)サイト内