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「ブタもおだてりゃ木に登る」に関する誤解

私は幼少の頃、とてつもないお調子者であった。
まあ、それは今も変わらないが、当時はもう、青天井のお調子者だったのである。ちょっと褒められて調子に乗ると、部屋の中でスキップしたり、意味もなく駆け回ったりして、母親によく「あんたは『ブタもおだてりゃ木に登る』だね、まったく……」なんて言われたものである。

さて、この「ブタもおだてりゃ木に登る」という言葉。古くから全国で使われていることわざだと思っている人もいるかもしれないが、実は1977年に放送が開始した『ヤッターマン(旧作)』から全国に派生した言葉なのである。この作品以降も、タイムボカンシリーズでは頻発していただけに、同世代の人にはなじみ深い言葉だろう。

ではこの言葉、いったいどのように生まれたのだろうか。
さっそく、タツノコプロの広報に聞いてみた。
「タイムボカンシリーズの総監督を務める笹川ひろしが、子どもの頃に住んでいた福島県で使われていた言葉のようです。ですから、言葉自体は本作品のオリジナルというわけではないんですよ」

なるほど。それを踏まえて調べてみると「ブタもおだてりゃ木に登る」は、もともと福島県会津地方で使われていた、いわゆる“囃し言葉”だったようだが……。
それにしても、一地方の“囃し言葉”がことわざと勘違いされるほど全国で親しまれる言葉になるとは。タイムボカンシリーズが、いかに絶大な影響力を持っていたかがよくわかる。ちなみに『ヤッターマン(旧作)』の平均視聴率は20.1%、最高視聴率は28.4%というから驚きだ。

もちろん現在放送中の『ヤッターマン』でも、「ブタもおだてりゃ木に登る」は健在。ちなみに、この言葉を発するブタ型のメカは、その名もズバリ『おだてブタ』。声は、「おっはー」でおなじみの山ちゃんこと、山寺宏一さんが当てている。

ところで新作の『ヤッターマン』は、旧作から数えて実に30年ぶりの復活となる、記念碑的作品でもある。つまり、1977年当時に『ヤッターマン(旧作)』を観ていた人は、現在30代後半から40代になっているわけで。
もしかしたら、お調子者を部下に持つ偉いさんが、陰で「あいつは『ブタもおだてりゃ木に登る』だな、まったく……」なんて言っているかもしれないわけですな。
くわばら、くわばら。
(新井亨)

ヤッターマン総合ポータルサイト

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