乙女心をくすぐる、レースペーパーの世界
(写真上)「Qio」で一番人気のカラーレースペーパーの3色セット。(写真下)本を参考に、鳩を折ってみました。レース模様の羽がお洒落。
レースペーパー。それはお菓子やケーキの下に敷く、レース模様の白い紙。
どこか懐かしく、愛らしいこの紙に出会うたび、胸がキュンッとなってしまう私なのです。

最近ではデザインのモチーフとして、雑誌や書籍の装丁などで目にすることも多くなっていますが、レースぺ−パーをちょこんと置くだけで、なぜこんなにもスウィートで「乙女」な雰囲気を醸し出すのでしょう。

私も乙女のはしくれ(?)として、お店で売られているのを見かけると、ついつい買ってしまうのです。でも実際のところ、お菓子の下に敷く以外に何に使えばいいのやら……。

そこで、レースペーパーとリボンの通販専門店「Qio(キオ)」の佐藤さんにレースペーパーの魅力を伺ったところ、
「繊細な美しさだと思います。その美しさが、華やかさを演出してくれるからでは、ないでしょうか?」
とのこと。
購入者は20代の若い人から年配の方まで幅広いという。ちょっとしたプレゼントのラッピングに利用したり、洋服や小物等のレースが好きな人が、手元に置いて使ってみたいと購入するなど、目的もさまざまだとか。

佐藤さんおすすめの活用法は、
「お食事会、お子様のお誕生会でナプキン代わりに、お茶会の席などで懐紙代わりに、また、ティーマットとしてご利用いただくと華やかで楽しいものになると思います。紙としては、安いものではないので、少し特別でおしゃれな席には、ピッタリのアイテムではないでしょうか」
女性がバッグに小さなレースペーパーをナプキン代わりにバッグに入れて持ち歩くのもおしゃれですよと佐藤さん。これぞ乙女の鑑!?

「おばあちゃまとのお茶タイムには、手元にレースペーパーを敷いてあげてください。とても喜んでもらえますよ」
と、コミュニケーションにも役立つよう。


『Qio』では繊細で美しいデザインのものから、ピンクやグリーンなどの珍しいカラーレースペーパーも販売されています。そのまま額に入れて飾っても素敵。

また、このレースペーパーを使って何か作ってみたい、という人におすすめなのが、『レースペーパーの折り紙雑貨』(小林一夫著/マーブルトロン刊)という本。国際おりがみ教会理事長が考案した、レースペーパーで作るお菓子入れ、お皿、封筒やぽち袋の作り方が紹介されています。

鶴やハトの折り方もあり、レース模様がアクセントの、ひと味違った「折り紙」が楽しめます。
アイデア次第で色んな使い方ができるレースペーパー。普段の生活のなかに取り入れてみてはいかが?
(いなっち)
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