中国ネット大手の騰訊控股(テンセント)は3月20日、2023年12月期決算を発表した。売上高は前の期比10%増の6090億元(約12兆8000億円)、売上総利益は23%増の2931億元(約6兆2000億円)だった。
テンセントの馬化騰・最高経営責任者(CEO)は、2023年は当社の多くのプロダクトやサービスで画期的な進展があり、これらが質の高い収益源となって売上総利益の23%増を支えたと説明した。
具体的には、 SNSアプリ「微信(WeChat)」の動画機能「視頻号(WeChat Channel)」のユーザー総利用時間が倍増し、広告に特化した人工知能(AI)モデルを強化したことでターゲティング機能が大幅に向上した。また、海外向けゲーム事業の売上高が伸び、ゲーム事業全体に占める割合が過去最高の30%に達した。
*2024年3月21日のレート(1元=約21円)で計算しています。
(36Kr Japan編集部)