
上下水道など地下管路の点検に特化したロボットを提供する深圳発企業「博銘維技術(Bwell Technology )」がこのほど、香港取引所メインボードに上場申請書を提出した。
博銘維技術は2014年に設立され、急速な都市化によって必要不可欠になった地下管路の維持管理に特化し、地下管路向けロボットの中国最大手に成長した。
過去に建設された都市の地下インフラは維持管理が不十分な場合があり、相当数の地下管路が漏出・亀裂・閉塞・沈下などによる故障のリスクを抱えている。しかし、大部分の地下管路の点検・修理は依然として人手に頼っており、作業効率が低いだけでなく、作業員が命の危険にさらされるケースもある。
こうした課題を解決するため、博銘維技術は地下インフラのデータ化、地下管路向けロボット、地下管路の点検・清掃・修復サービスを組み合わせた総合ソリューションを構築した。
米フロスト&サリバンのリポートによると、博銘維技術は地下管路向けロボットと維持管理ソリューションをトータルで提供できる世界唯一の企業だという。
(36Kr Japan編集部)