(台北中央社)中央気象署(気象庁)は17日、同日午前8時に台湾東南東の海上で新たな熱帯低気圧が発生したと発表した。今後台風に発達する可能性があり、来週にも台湾に影響を及ぼす恐れがあるとしている。


気象署の李孟軒予報官は、熱帯低気圧は今後北西から西に進路を変えながら進み、今週末には中度台風(台湾基準)に発達する可能性があると説明。22日には台湾南東の海上に接近し、23日から24日にかけてバシー海峡を通過するした。

一方、台湾本島最南端、ガランピ(鵝鑾鼻)の南約600キロの海上にある別の熱帯低気圧は、今後台湾南西の海上を北西に進み、20日ごろに中国・広東沿岸に達する見込みだとした。こちらも台風に発達する可能性があるとしている。

19日には南東部や恒春半島で雨が顕著となる見込みだとしながらも、台風警報を出す可能性は低いとした。

台湾では今後1週間、二つの熱帯低気圧の影響を受け、18~20日、22~23日に雨のピークを迎えると指摘。18~20日には南東部や恒春半島では局地的に激しい雨などの恐れがあるとした。

(張雄風/編集:齊藤啓介)
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