「中日クラウンズ」を終えて、次週に活躍が期待できる選手を佐藤信人がピックアップ。ツアー9勝を誇り、日本ゴルフツアー機構(JGTO)の広報担当理事を務める佐藤が挙げた優勝候補は、持ち球がフェードのあの選手。
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■次戦の舞台は“パーオン率ワースト”を生み出した難関コース
今年の「アジアパシフィック ダイヤモンドカップ」の舞台は、総武カントリークラブ 総武コース。2013年の「日本プロ」や、15、16年には「HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP」が開催された。
「このコースは27ホールあって、アウトは東コース、インは中と西の組み合わせになります」。そして今回使用するのが、13年の日本プロと同じパターン。当時の優勝スコアがトータル5アンダーと難しさがうかがえる。
「13年の日本プロは4日間の平均パーオン率が43%と、この年で一番低い大会になりました。
■曲げたら終わり… 立ちはだかる深い林とキツいラフ
パーオンを難しくさせるのが、深い林とこの時季特有の強くてキツいラフ。
「林が深く、入ってしまったらまずグリーンを狙えない。林に入ったらまず横に出すことになります。この時季はどんどん芝が生えてきて強いですし、見た目で打てそうだなと思ってもかなりラフに持っていかれる」と、フェアウェイキープがより重要となってくる。
加えて、長い距離とタイトなコースも難易度を上げている。「通常営業のパー5をパー4にしているホールが3つもあるので、まず距離が長い。コースも狭くて、2グリーンでグリーンも小さくなっています」。かなりのショットメーカーでもグリーンを外すコースで、グリーン回りのうまさとリカバリー率の高さが求められる。
■リカバリー率上位&フェードヒッター、時松隆光が好相性!
そこで佐藤が挙げたのが時松隆光。今季はリカバリー率70.97%(8位)、昨年は66.41%(2位)に入っている。
そして、このコースでもうひとつキーとなるのがフェードヒッター。「右ドッグレッグが多く、フェードイメージのホールが多い」。
佐藤信人(さとう・のぶひと)
1970年03月12日生まれ、千葉県出身。
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