<日本女子アマチュアゴルフ選手権 2日目◇26日◇エリエールゴルフクラブ松山(愛媛県)◇6508ヤード・パー72>
女子アマチュアゴルフの最強決定戦「第61回(2019年)日本女子アマチュアゴルフ選手権」の2日目が終了。初日「64」をマークした和久井麻由がこの日も3つスコアを伸ばして、トータル11アンダー・単独首位に立つなか、1打差の2位タイには古江彩佳とともに後藤未有がつけた。

ナショナルチーム!後藤未有のドライバースイング【連続写真】
初日4アンダー・4位タイにつけた後藤は、2日目に「66」のラウンド。ホールアウト後は「いい位置ですね。楽しくて仕方ないです。明日からも楽しみます」と笑顔を見せた。
2018年の「日本女子オープンゴルフ選手権競技」ローアマ獲得などの活躍により、19年からは念願だったJGAナショナルチーム入りを果たした。だが、日本女子オープン以降は「調子が悪くなって、アンダーパーのラウンドはできないし、パットが入らない。
苦しんだ時期がありました」とけっして順風満帆ではなかった。
高校卒業後して迎えた今シーズンは、ナショナルチームとして「クィーンシリキットカップ」「アジアパシフィック女子アマチュア選手権」に出場し、「アクサレディス in MIYAZAKI」、「パナソニックオープンレディース」、「ほけんの窓口レディース」とツアー3試合にも参戦。なかなか満足いくプレーができなかったが、1カ月ぶりの試合となる今大会は楽しむことをテーマに、2日間連続で好プレーを続けている。
「いままでは試合では『これを決めなきゃ!」とか、自分を追い詰めながらプレーしていました。ほけんの窓口では前年大会でローアマを獲っていたので『今年も獲りたい』と意識しすぎていた。でもいまは『次のチャンスで決めればいいや』と気持ちに余裕を持てているので、いい方向に向かっています。
今日も『全部がうまくいくことはない』という意識でプレーしていましたし、一度考えはじめちゃうと、考えすぎてしまう傾向はナショナルチームのメンタルコーチとも話していました。高校を卒業してから出る試合が減って、自分を見つめなおすための練習時間が確保できているからかもしれませんね」
パッティングの悩みについても、これまでずっとピンタイプのパターを使用してきたが、ヘッドタイプを変更するなど試行錯誤を続ける。大会3日目は、接近する台風の影響で荒天が予想されるが、2日間同様の心持ちで挑みたいところだ。


【関連ニュース】
■日本女子アマ 2日目結果
■ムードメーカー・後藤未有は精神的な強さで周りを引っ張る【選手紹介】
■福岡出身でベースボールグリップ 後藤未有は“ゲンちゃん”の後輩
■ローアマに輝いた後藤未有 反骨精神の由来
■アース・モンダミンカップ 初日組み合わせ