<ウェイスト・マネージメント・フェニックス・オープン 初日◇30日◇TPCスコッツデール(アリゾナ州)・7261ヤード・パー71>
米国男子ツアー「ウェイスト・マネージメント・フェニックス・オープン」に出場する小平智は、1人がホールアウトできず日没サスペンデッドになった第1ラウンドで、2オーバー・暫定98位タイと出遅れた。前半はフェアウェイキープがままならないなど、「ショットがあまり良くなくて苦しかった」。
それでも尻上がりに調子を上げ、2日目につながるゴルフを見せた。
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立ち上がり苦しむ原因になったのが指のケガ。現地入り後、乾燥の影響で手荒れがひどくなり、痛みが増してきた。「ドライバーなど長いクラブの時に痛さがでる。ショットの感じは悪くないけど、ダウンスイングで“痛っ”てなる。そこで反応してしまい、かばうようなスイングになった」。
前半のフェアウェイキープ成功はわずかに2つ。5、8、9番と3つのボギーを喫してしまった。
しかし後半に入ると、「もう“指が取れてもいい”という気持ちでやっていた(笑)。ちゃんと振り抜くようにした」と歯をくいしばりながら、思い切りのいいゴルフを取り戻した。11番こそセカンドショットがダフってしまうミスが出てダブルボギーとしたが、13、14番で連続バーディ。さらに最終18番ではようやく会心のティショットが飛び出し、バーディ締めを果たした。

「明日までに治したいけど、なかなかすぐにというものでもない。少しでも痛みが引くようにしたい。 いい終わり方ができたので、明日何とか伸ばして予選を通りたいですね」。前戦の「ファーマーズ・インシュランス・オープン」は予選落ちに終わった。2週連続での不本意な結果を免れるためにも、痛みに耐えながら2日目にアンダーパーのゴルフを見せたい。

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