<KPMG全米女子プロゴルフ選手権 初日◇8日◇アロニミンクGC(ペンシルベニア州)◇6577ヤード・パー70>
今年の海外女子メジャー第3戦「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」。渋野日向子は4バーディ・2ボギー・1ダブルボギーの「70」。
イーブンパーと上位が見える位置で初日を終えた。
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2番で約12メートルを沈めてバーディが先行したが、その後は出入りの激しいゴルフ。前半は持ち前のガッツで2度のバウンスバックを見せたが、12番で4パットのダブルボギーを叩くと13番もボギー。それでも15番で1つ取り戻すと、18番でも2打目をピンに絡めてバーディ締め。粘りを見せて上位争いに加わり、最初の18ホールを終えた。
ホールアウト後のインタビューでは「出だしからいいチャンスにつけることができましたし、その後長いパットも決まってくれた。
4パットやったときは泣きそうだったが、懐かしいなって(笑)イーブンまで戻せてよかった」と笑顔を見せた渋野。「この試合が集大成と思っていたので、(自分らしい)バウンスバックが2個きたので嬉しかった」。昨年スタッツ1位(バウンスバック率26.0684%)となった“なにくそ”バーディが戻ってきたのも状態が上がっている証拠だ。
風への対応も身についてきた。「アメリカツアーに来てから強い風の試合を何試合もやりましたが、今日はいい感じにできていました。ショットも良かったですし、いい感じに風に乗ってくれている(笑)。
今日は風とお友達になれた(笑)」。これまでの経験を活かして、徐々に強くなる難しい午後のコンディションでもパープレーでまとめられた。
「アメリカツアー遠征の集大成」と位置づけたビッグタイトルでの好発進。第2ラウンドに向けて「とりあえず4パットはしないように(笑)」とシブコ節を交えつつ、「ロングパットもほぼほぼ距離があっていたと思う。そこもこの後練習して備えたい。ショットも今日のようなショットができるように頑張りたいと思います」と話した渋野。
培った経験と取り戻した代名詞の“ガッツ”でさらに上を目指していく。


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