<日本オープンゴルフ選手権 初日◇15日◇紫カントリークラブ すみれコース(千葉県)◇7317ヤード・パー70>
ゴルファー最強決定戦初日は、多彩なメンバーがリーダーボードを飾った。首位には順当といえば順当の、2年連続国内賞金王・今平周吾
5バーディ・1ボギーの「66」で回り4アンダーをマーク。最高の滑り出しを見せている。そして1打差の2位タイはバラエティ豊かだ。
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まず目に飛び込んでくるのが52歳の谷口徹。2年前には「日本プロ」を50歳で制しており、本大会も2004、07年と2度制している。ここで優勝となれば、50歳過ぎての日本タイトル2冠という快挙だ。

谷口と同じ2位にはアマチュアの桂川有人(日本大4年)と河本力(日本体育大3年)。桂川は18年大会で一時首位に立つなど、活躍。河本は姉でプロゴルファーの結と同じく海外ツアーへの挑戦を熱望。2日目はここから誰が抜けるか注目だ。
【初日の主な選手のコメント】
■今平周吾(4アンダー、単独首位)
「フェアウェイ行って、パーオンして、いいパットも何個か入ってくれたのでそれが良かったです。今年はけっこうトレーニングもしっかりできているので、軸もブレなくなってきてるし、ショットもさらに安定している実感はあります。
体重は変わらないです。体がブレなくなっているって感じはあります。こういう難しいコンディションだったらいい出だしかなと。上出来ですね」
■谷口徹(3アンダー、2位タイ)
「パッティングがパッとせずに、スピード感がシニアと違うので、パッティングが調子悪いなと思っちゃうね。今週はグリーンが速いので、自分なりにイメージ良くすれば入るかな、と思っていましたけど。 前半はフェアウェイから打てているのに、朝露が残っているのか、 フライヤーしているような感じで飛びすぎてしまっていて。
練習ラウンドでは高校生と一緒に回って。すごいね、いまの高校生は。埼玉栄の1年生だったのかな。最初緊張しているのかなと思っていたら、バーンと打って行ったから、俺のほうが緊張してるんじゃないのか?と思うぐらい(笑)。1日アンダーパーだっただけで満足です」
■桂川有人(3アンダー、2位タイ)
「今日はティショットがだいたい思ったところに行ってくれたので、ラフに入れるとそこからなかなかうまくいかないと思うので、ティショットが良かったと思います。(同学年の金谷プロは)けっこう上の存在という感じがあるので、あんまり意識しているのは正直なくて、自分なりに1つずつ上達できたらという感じです。
社会勉強もそうですけど、日本大学はいろんな先輩方も多くて、色々教えていただいたりとか、またナショナルチームに入ることができて、色々学べているなと思います。トラブルにならないように、自分のスタイルで戦っていけたらいいなと思います。正直言うと、貯金ができたという感じで、流れが悪くなるとすごい崩れてしまう思いがあるので、明日からも1打1打今までのプレーで頑張っていきたいです」
■河本力(3アンダー、2位タイ)
「毎日3アンダーを目標にしていたので、いいスタートが切れて良かったです。出だしから安全にパーを取れて、ボギーを先行してしまいましたけど、切り替えてパー5でバーディを獲れたのが大きかったです。 距離が長いとはまったく感じないですけどそれが有利な ので、明日からも3アンダーを続けられたらチャンスあるかなと思います。お姉ちゃんが今年からアメリカに行って、初戦がすごく良かったので、僕もやらないといかんなと思って、早くこっちに来いといわれていたので、そのためには飛距離も出さないといけないので、日本で飛距離はあまりアドバンテージになることがあるので、全部のレベルを上げることができたと思います」
星野陸也(イーブンパー、17位タイ)
「ちょっと力が入っちゃいましたね。
16番でバーディ獲って、もう1回バーディでいきたいなと思って、少し力入っちゃって…。(上がり連続ボギーで)ちょっともったいなかったですね。でも、まだ初日で良かったなと。金谷君、あんまり調子良くなさそうでしたけど、ショートゲームとかロブショットとか、アプローチのバリエーションがあったりだとか、ティショットもストレート系の強い高いショットで、さすが世界アマランク1位だったなと。VISA でも勝っていますし、自分も負けないように頑張りたいなと思いましたね」

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