全米プロゴルフ選手権 3日目◇22日◇キアワ・アイランド・ゴルフリゾート オーシャンコース(サウスカロライナ州)◇7876ヤード・パー72>
「メジャーは僕の舞台」。そんな言葉も、ここまで成績を出されれば嫌味なく聞こえてくる。
「全米プロゴルフ選手権」3日目、ブルックス・ケプカ(米国)がスコアを2つ伸ばしトータル6アンダー。首位と1打差の2位に浮上した。
この日は前日の2イーグルのようなド派手なプレーこそなかったものの、5バーディ・3ボギーの「70」と堅実なプレーで着実に順位を上げた。それでも、本人は「チャンスを決めきれなかった」と話す。
原因も分かっている。「パッティングスピードを調整したい。
もっと強く打たないといけない。キャリアのなかでも最悪といっていいレベルだった」。この日のフェアウェイキープ率71.43%、パーオン率77.78%は、3日間で最もいい数字。ショットが良かっただけに、決めきれなかった悔しさは残る。
それでも9回目の出場で大会3勝目にかなり近い位置につけた。最終日に同組となったのは、首位に立つフィル・ミケルソン(米国)。
「彼のプレーを見ながらできるのは楽しみだし、いいね。とにかくパッティングを良くすること。シンプルさ。それができればチャンスはある」。若干31歳ながらメジャー4勝と大舞台に強い男が、メジャー5勝の50歳を追いかける。