<マンシングウェアレディース東海クラシック 初日◇18日◇新南愛知カントリークラブ 美浜コース(6,374ヤード・パー72)>
 木戸愛は焦っていた。2012年の「サマンサタバサレディス」で初優勝後、その年のうちに「2勝目を挙げたい」と話していたが、2勝目は遠かった。

木戸愛のこれまでのプレーを写真館で振り返る!
 今季は「サイバーエージェントレディス」で優勝争いに絡み自信を取り戻したが、その後はトップ10でもフィニッシュできず、「なかなか気持ちをコントロールすることができなくて、そういう時こそ集中しないと思っていたのですが、難しかった」。試合が始まる前までは準備ができていても、「試合になると1つミスを引きずって後悔ばかりして」いたという。
 そんな木戸の心を変えたのは一番間近で支えてくれている島中大輔キャディの「もったいない」という一言。「ハッとしました。やるべきことを無視して、結果を出したいという気持ちが先行していた」と焦りで我を忘れていたことに気づかされた。
 今やるべきこと、それは「目の前の1打以外に何も考えないこと」。
たどり着いた答えは実にシンプルなものだった。シード権や2勝目、いろいろなことを頭をかすめてしまい、一番大事なことを忘れていたが、相棒のおかげで大切なことを思いだすことができた。
 この日は「目の前の一打以外何も考えずスタートして、それをやり切れた。今日は100点です」。自分の今できることを精一杯やる、シンプルだがとても大事なことだ。明日もこの日と同じ気持ちでプレーできれば、2勝目を引き寄せることもできるだろう。


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