50代の63%が「定年後も働く意向がある」 年齢は「66歳~70歳まで」、働き方は「現在の会社での再雇用希望」が最多
ヒューマンホールディングスは、全国の働く50代男女を対象に「仕事に関する意識調査」を実施し、その結果を公表した。

■現在の生活において最も重視している2大項目は、「家族・身内」と「健康」

現在の生活において最も重視していることを聞いたところ、「家族・身内」「健康」という回答が多く、自分自身や身近な人に対する意識が強い傾向が伺える。

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現在の生活において最も重視していること

■「定年以降も働こうと考えている」63.4%。
うち「~70歳」が最多

定年以降の働く意向について聞いたところ、63.4%が「定年以降も働こうと考えている」と回答。

50代の63%が「定年後も働く意向がある」 年齢は「66歳~70歳まで」、働き方は「現在の会社での再雇用希望」が最多
定年以降の働く意向また、定年以降も働こうと考えている634名に「何歳まで働こうと考えているか」を聞くと、「66歳~70歳」が35.2%で最も多く、次いで「61歳~65歳」が31.1%という結果に。

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定年以降、働こうと考えている年齢

■「定年以降に働く目的」は1位「生活費を稼ぐ」、2位「健康を維持する」、3位「好きなことをする費用を稼ぐ」

次に、「定年以降に働く目的」について聞いたところ、7割近くが「生活費を稼ぐ」と回答。

次いで、「健康を維持する」「好きなことをする費用を稼ぐ」が続く結果に。上記質問の「現在の生活において最も重視している」2大項目にも「健康」が挙げられているように、50代は将来にわたり自身が健康であることを重視する傾向が強いことが伺える。

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定年以降に働く目的

■定年後のキャリアに対して「具体的には行動していない」64.8%、「現在の会社での再雇用を希望」61.7%

定年後のキャリアを考えて、何か行動しているか質問すると、64.8%が「具体的には行動していない」と回答し、定年後を見据えて50代から動き始めている人は少ないことが分かった。

50代の63%が「定年後も働く意向がある」 年齢は「66歳~70歳まで」、働き方は「現在の会社での再雇用希望」が最多
定年後のキャリアを考えて行動していることまた、「定年後の働き方」としては、「現在の会社での再雇用」を考えている人が最も多く61.7%という結果に。


50代の63%が「定年後も働く意向がある」 年齢は「66歳~70歳まで」、働き方は「現在の会社での再雇用希望」が最多
定年後の働き方

■「将来に不安を感じている」75.2%だが、なりたい自分の姿を思い描けている人は不安を感じていない傾向

将来に対して不安を感じているか聞いたところ、「非常に不安を感じている」が27.6%、「どちらかといえば不安を感じている」が47.6%で75.2%が不安を感じているという結果に。

50代の63%が「定年後も働く意向がある」 年齢は「66歳~70歳まで」、働き方は「現在の会社での再雇用希望」が最多
50代、将来に対する不安また、今後の“なりたい自分”の姿を思い描けているか聞いたところ、「まったく思い描けていない」と回答した人は41.5%に上った。

50代の63%が「定年後も働く意向がある」 年齢は「66歳~70歳まで」、働き方は「現在の会社での再雇用希望」が最多
50代、今後の「なりたい自分」の姿さらに、なりたい自分の姿を思い描けている人と思い描けていない人では、なりたい自分の姿を思い描けている人は将来に対して不安を感じていない傾向が伺える。

50代の63%が「定年後も働く意向がある」 年齢は「66歳~70歳まで」、働き方は「現在の会社での再雇用希望」が最多
なりたい自分の明確化と将来に対する不安感の関係【調査概要】
期間:2024年3月26日~3月28日
対象:全国/会社員(正社員)・公務員・団体職員として勤務する50歳~59歳男女
回答数:1,000名
方法:インターネット調査
※調査結果の構成比は小数点以下を四捨五入して算出しているため、合計値は必ずしも100%とはならない

<参考>ヒューマンホールディングス『仕事に関する意識調査