
「給与のデジタル払い」に関する意識調査
1:給与のデジタル払いについて、64%が「知っている」と回答。70%が給与のデジタル払いを「利用したくない」。
「給与のデジタル払い」とは、2023年4月から解禁された、〇〇payなど決済アプリや電子マネーで企業が社員に給与を振り込むことができる制度だが、「給与のデジタル払いについて知っているか?」と伺うと、64%が知っていることがわかった。
年代別で見ると、「利用したい」の回答は20代が23%、30代が14%、40代が以上14%と、若い人のほうがデジタル払いに肯定的な人が多いことがわかった。

2:給与のデジタル払いを利用したい理由、トップ3は「キャッシュレス生活をしている」「現金を引き出す手数料が不要になる」「チャージの手間が省ける」。
給与のデジタル払いを「利用したい」と回答した人に理由を聞くと、トップ3は「キャッシュレスで生活しているから」、「銀行口座から現金を引き出す際の手数料が不要になるから」、「アプリ・電子マネーへのチャージの手間が省けるから」となった。年代別で見ると、「キャッシュレスで生活しているから」で15ポイント(20代:62%、40代以上:47%)、「銀行口座から現金を引き出す際の手数料が不要になるから」で20ポイント(20代:36%、30代:54%、40代以上:56%)の差がつく結果に。


3:給与のデジタル払いを「利用したくない」理由トップは「銀行口座への資金移動が面倒」。利用してもよいと思う条件は「手数料の無料化」「ポイントの還元や上乗せ」など。
給与のデジタル払いを「利用したくない」と回答した人に理由を聞くと、約半数が「銀行口座への資金移動が面倒だから」と回答。年代別で10ポイント以上の差があったのは、「銀行口座への資金移動が面倒だから」(20代:40%、40代以上:52%)、「アプリ・電子マネーのセキュリティが不安だから」(20代:14%、40代以上、24%)、「無駄遣いしてしまいそうだから」(20代:27%、40代以上17%)となっている。

「ポイントの還元や上乗せ」では、30代以下(20代:53%、30代:52%)と40代以上(42%)で10ポイント以上差が出る結果に。

4:21%が、転職先を選ぶ上で給与のデジタル払いが「志望度が下がる原因になる」と回答。
「現在勤めている会社では、“給与のデジタル払い”は導入されているか?(離職中の人は、直近の勤務会社について回答)」と聞くと、71%が「まったく検討されていない」と回答。

■調査方法:インターネットによるアンケート
■調査対象:「エン転職」を利用するユーザー
■調査期間:2024年9月26日~10月28日
■有効回答数:4,830名
<参考>
エン転職『「給与のデジタル払い」に関する意識調査』