
バレンタインに関する最新意識調査
■チョコレートの主原料カカオ豆が不足して価格が高騰、「カカオショック」を知っている人は8割近くに
まず初めに、現在、カカオ豆の生産不良などにより、チョコレートの価格が高騰しているカカオショックについて知っているかどうかを調査。その結果、「知っていた」「何となく知っていた」を合わせると78.1%と、8割近くの人がカカオショックについて知っていることがわかり、2025年のチョコレートの価格高騰が広く認識されていることがわかった。

■2025年のバレンタインに手作りチョコレートを贈る人は20代~30代が多い傾向に
次に、2025年のバレンタインに何を贈る予定かを贈る相手別、年代別に聞いたところ、「恋人・パートナー」に手作りのチョコレートを贈る人は全体で21%に留まったのに対し、20代で見ると32.4%と高い割合に。

■約3人に1人が2025年のバレンタイン予算を見直すと回答。その内予算を減らす予定の人が約60%。予算を減らす理由の大半が「物価高で生活にお金がかかるから」
「2025年のバレンタインの予算を見直す予定があるか?」と聞いたところ、「ある」と回答した人が31.6%と、約3人に1人が見直す意向があることがわかった。


■2025年のバレンタインで市販品のチョコレートを贈る理由は「職場の人」を除いて、「好きなブランドのチョコレートを贈りたいから」が多い傾向。一方で「職場の人」に市販品のチョコレートを贈る理由は「手作りよりも衛生面で安心だから」
次に贈る相手ごとに「2025年のバレンタインで贈るものとして、市販品のチョコレートを選んだ理由」と聞いたところ、「職場の人」に贈る場合を除き、全体的に「好きなブランドのチョコレートを贈りたいから」という人が多い結果に。また、「職場の人」に市販品のチョコレートを贈る理由としては、「手作りよりも衛生面で安心だから」が多い傾向にあった。
家族や友人などの身近な人に贈る場合には相手の好みやブランド価値を重視し、職場の人に贈る場合では衛生面での安全性を重視するという、バレンタインプレゼントの選定基準が浮き彫りになっている。

■2025年のバレンタインで「恋人・パートナー」・「夫」に手作りのチョコレートを贈る理由は「相手の好みに合わせて作れるから」「手作りの方が気持ちが伝わると思うから」
「2025年のバレンタインに贈るものとして、手作りのチョコレートを選んだ理由」を聞いたところ、「恋人・パートナー」に贈る人は、「相手の好みに合わせて作れるから」、「手作りの方が気持ちが伝わると思うから」がそれぞれ28.7%が回答。さらに「夫」に贈る人も「相手の好みに合わせて作れるから」が19.4%、「手作りの方が気持ちが伝わると思うから」が23.4%と比較的高い傾向にあることがわかる。
大切な人に贈るバレンタインのチョコレートは、依然として「想いを伝える」という価値観が重視されていることがうかがえる結果に。

■手作りをすることを負担に感じている人は半数以上に。負担に思う理由の1位は「手間がかかるから」、2位は「材料をそろえるのが大変」、3位が「材料費がかかる」が続く
「手作りのチョコレートを贈る」と回答した人に「手作りをすることに対して負担に思うことはあるか?」と聞いたところ、「かなりある」「少しある」と回答した人が57.6%となり、実は半数以上の人が負担に感じていることが判明。

エリア:一都三県
調査対象:2024年のバレンタインにプレゼントを贈り、2025年のバレンタインもプレゼントを贈る予定のある10代~60代女性/計800人
調査期間:2025年1月20日~1月21日
調査方法:インターネット調査
<参考>
パナソニック調べ『バレンタインに関する最新意識調査』