パナソニックグループのコーポレートショウルーム「パナソニックセンター東京」が施設撤退を完了 廃棄物の62%をリユース活用
パナソニックグループは、2024年12月25日に営業を終了した同グループのコーポレートショウルーム「パナソニックセンター東京」について、施設撤退を完了したと発表した。

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「パナソニックセンター東京」が施設撤退を完了撤退に伴う廃棄作業では、社内外での廃棄物のリユースを推進し、廃棄総量(※)約241トンのうち約62%にあたる約149トンの廃棄物を削減したとのことだ。


同施設では、撤退決定後の2024年5月から環境に配慮した廃棄プロジェクトを開始。関係先への働きかけの結果、社内外10カ所に什器や展示物などの譲渡を実施したという。

譲渡品はすでに、同グループの各部門や2025年日本国際博覧会に出展している同グループパビリオン「ノモの国」のバックヤード、東京都江東区の小学校やスポーツ施設、奈良県のこども園などで活用されているとのことだ。

同施設は、2002年の開館以来、環境に配慮した循環型社会の実現を目指し、時機に応じた環境への取り組み発信や関連の展示を行ってきた。施設稼働においても、全館の照明LED化や遮熱フィルムの採用、純水素型燃料電池の活用を実施してきたという。

今後も同グループは、長期環境ビジョン「Panasonic GREEN IMPACT」のもと、循環型社会の実現に向けた事業活動に取り組んでいくとしている。

(※)廃棄総量は取り外し不可能な廃棄物を除く
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