東京ガス、JF全漁連らと福島県沿岸の海洋環境保全に関する協定書を締結 藻場育成を活用
東京ガスは、JF全漁連、JF福島漁連、海洋建設とともに、JFいわき市およびJF相馬双葉と「福島県沿岸における藻場育成等を通じた豊かな海づくりに関する協定書」を締結したと発表した。

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海藻や魚が豊富な「豊かな海」イメージJF全漁連と民間企業による海洋保全活動に関する協定締結は国内初となるという。


同協定は、福島県沿岸域における藻場の育成や魚介類の増殖を通じて、海洋環境の保全と漁業資源の回復を図ることを目的としている。

同取り組みでは、JF全漁連が総発売元である貝殻リサイクル製品「貝藻くん」(製造元:海洋建設)を、JFいわき市およびJF相馬双葉の管内海域に設置する予定。

「貝藻くん」は、カキ殻をリサイクル素材として使用し、海藻の着生や小型生物の生息環境を提供することで、生物多様性の保全と魚介類の増殖が期待されているという。

東京ガス、JF全漁連らと福島県沿岸の海洋環境保全に関する協定書を締結 藻場育成を活用
貝藻くん今後、2025年度内を目途に「貝藻くん」の設置を行い、設置後は海藻の着生状況や生物の生息状況などの調査を実施する予定である。
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