災害に備えた食料備蓄、約9割が「不十分」と回答 備蓄術「ローリングストック」を取り入れたい人は6割以上に
Nadiaは、運営している料理メディア「Nadia(ナディア)」で「防災準備と防災食」に関するユーザーアンケートを実施し、その結果を公表した。

■災害に備えて食料品の備蓄をしていない・十分でないと回答した人は92.1%

災害に備えて食料品を備蓄しているか聞いたところ、92.1%の人が「備蓄をほとんど・全くしていない」「ある程度はしているが、十分ではない」と回答。多くの人が備蓄の必要性を感じつつも、十分な備えができていないということが分かった。


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災害に備えて、食料品を備蓄しているかまた、備蓄している食料品については、飲料水に続き、「レトルト食品」「缶詰」「乾麺」が上位を占めた。これらは長期保存が可能であり、いざという時に役立つ食品として選ばれていることがうかがえる。

一方で、「備蓄している食品を食べたことがあるか」という問いには、「賞味期限が切れる前に食べたことがある(日常的な消費ではない)」という回答が56.6%で、「ローリングストックで日常的に消費している」は20.5%にとどまった。

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備蓄している食料品

■備蓄術「ローリングストック」で無理なく備える

ローリングストックとは「食べながら備える」という、普段の生活の中で無理なく防災食をストックする方法。少し多めに食品や飲料を買い置きし、賞味期限の古いものから順に使い、使った分だけ新しく買い足すというシンプルなサイクルで、食品ロスを防ぎながら、いざという時に備える仕組みである。

また、ローリングストックについて「今後、積極的に取り入れたい」「今後、少しずつ取り入れたい」という回答は合わせて64.4%にのぼり、「すでに実践している」の24.8%も含めると、ローリングストックに高い関心が集まっていることがわかった。

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ローリングストックを今後取り入れたいか【調査概要】
調査期間:2025年8月4日~8月12日
調査機関:自社調査
調査対象:Nadiaに登録しているユーザー
調査方法:メールマガジンにてアンケート回答を募集
回答者数:1,105人

<参考>Nadia『「防災準備と防災食」に関するユーザーアンケート
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