男女の賃金差異、「不公平ある」と感じる女性は53.8%で減少傾向 「男女の賃金差公表の義務」は影響力低め
ビースタイル ホールディングスが運営する「しゅふJOB総研」は、「男女の賃金格差」をテーマに、主婦層を中心とする就労志向の女性にアンケート調査実施し、結果を公表した。

■調査結果概要

1.女性と男性との間で賃金差があり、不公平を感じたこと「ある」53.8%

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女性と男性との間で賃金差があり、不公平を感じたことはあるか2.女性と男性で賃金差があり不公平を感じたことあるか:2025年と2022年の比較

男女の賃金差異、「不公平ある」と感じる女性は53.8%で減少傾向 「男女の賃金差公表の義務」は影響力低め
2025年と2022年比較3.「男性の方が賃金が高い」82.9%、「どちらかが高い場合もある」11.7%

男女の賃金差異、「不公平ある」と感じる女性は53.8%で減少傾向 「男女の賃金差公表の義務」は影響力低め
女性と男性との間で賃金差で、どのような不公平を感じたか4.賃金差がついても納得感がある理由「仕事への責任の重さで差がつく時」62.7%

男女の賃金差異、「不公平ある」と感じる女性は53.8%で減少傾向 「男女の賃金差公表の義務」は影響力低め
賃金差がついても納得感がある理由5.男女の賃金差の公表義務づけによる変化「賃金差縮まった」13.7%

男女の賃金差異、「不公平ある」と感じる女性は53.8%で減少傾向 「男女の賃金差公表の義務」は影響力低め
男女の賃金差の公表義務づけによる変化6.フリーコメントより
<同じ仕事をしているのに、女性と男性との間で賃金差があり不公平だと感じたことが「ある」と回答した人>

・同じ経験年数、成果でも男性の方が昇進しやすい。
なんなら、男性は大黒柱だからとか、意味わからない理由で、評価に差をつけられたことがある(40代:フリー/自営業)

・そもそも出世の機会が女性に少ないので差がつくのも当たり前(50代:パート/アルバイト)

・女性の賃金が男性より低いのは女性にも問題がある場合が多い。家庭優先で、重責を担うことを避ける女性が多いから仕方ないと思う(60代:正社員)

・女性が主に家事育児を負担するという世の中の当たり前がなくならない限り、女性が会社や社会で活躍できないので、いつまでも賃金差がなくならないと思う(40代:正社員)

・職種によっては差があるのは仕方ないと思う(40代:フリー/自営業)

・体力的な事や、出産や生活の変化で仕方ない事もある(50代:パート/アルバイト)

<同じ仕事をしているのに、女性と男性との間で賃金差があり不公平だと感じたことが「ない」と回答した人>

・男性の方が責任が重い仕事をしていることが多いと思うので、賃金差は仕方ないことだと思う(50代:今は働いていない)

・女性が出産育児を主に行うのでやむを得ないと思う(40代:派遣社員)

・私が今まで働いてきたところでは、あまり女性と男性の働き方に違いを感じなかったが、一般的な風潮で感じるのは、女性と男性の賃金差というよりも女性が上の立場に上がる機会が少ないこと、そうした事を周りの人たちがあまり好意的に見ないこと、出産や育児、女性特有の身体的な問題に関して理解やサポートがないこと。その結果、女性の収入(賃金)が少ないのではと思う(30代:今は働いていない)

・性別による賃金差は今までの就業で感じた事はありません(50代:フリー/自営業)

・賃金に差がある求人を見たことがない(40代:今は働いていない)

【調査概要】
調査手法:インターネットリサーチ(無記名式)
有効回答者数:874名※女性のみ
調査実施日:2025年5月19日~2025年5月31日まで
調査対象者:ビースタイル スマートキャリア登録者/求人サイト『しゅふJOB』登録者

<参考>
しゅふJOB総研『「男女の賃金格差」をテーマにした主婦層を中心とする就労志向アンケート調査

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