石油プラ向け設備でバイオプラスチックのボトル成形に成功 既存設備で生産検討が可能に
VASUジャパンと日精エー・エス・ビー機械は、日精エー・エス・ビー機械のプラスチックボトル生産機を用いて、VASUジャパンが提供するバイオプラスチック樹脂のボトル成形に成功したと発表した。

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石油プラ向け設備でバイオプラスチックのボトル成形に成功今回の試作には、小型細口容器から広口容器まで幅広い用途に利用されている日精エー・エス・ビー機械のモデルである「ASB-12M」が使用されたという。


これまで、バイオプラスチックの成形は石油由来プラスチック向けの設備では困難となっていた。今回の取り組みによって、多くの企業が既存の生産設備でバイオプラスチック成形の導入を検討できるようになったとのことだ。

石油プラ向け設備でバイオプラスチックのボトル成形に成功 既存設備で生産検討が可能に
【左】ASB-12M、【右】プラスチック樹脂多種多様な業種で環境対応への取り組みが加速する中、同技術は持続可能な社会の実現に向けた重要な一歩になるという。両社は今後も協力し、環境配慮型ボトルの普及を生産面からサポートしていくとしている。

なお、今回ボトル成形に成功したバイオプラスチック樹脂は以下の2種類となる。

・VS-60-2-P1
PP(ポリプロピレン)にスターチなどをコンパウンドしたバイオマスプラスチック樹脂。CO2排出量の削減に貢献。

・VS-90-2-A4
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