中小企業の47.5%がオフィス環境を整備 83.9%が生産性向上を実感
フォーバル GDXリサーチ研究所は、フォーバル・リアルストレートと共同で「中小企業の働く場の在り方」に関する調査を実施し、その結果を公表した。

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中小企業の働く場の在り方に関する調査調査の結果、全体の47.5%が「オフィス環境整備を実施した」と回答した。


中小企業の47.5%がオフィス環境を整備 83.9%が生産性向上を実感
オフィス環境整備を実施したか整備の目的としては、「業務生産性の向上」が66.1%で最多となり、次いで「エンゲージメントの向上」(28.6%)、「社内コミュニケーションの向上」(21.4%)、「採用活動の強化」(19.6%)などが挙げられた。

中小企業の47.5%がオフィス環境を整備 83.9%が生産性向上を実感
オフィス環境整備の目的また、整備を実施した企業のうち、業務生産性の課題に対して「とても効果があった」(35.7%)、「ある程度効果があった」(48.2%)と回答した企業は合わせて83.9%にのぼった。コミュニケーションの課題に対する効果も高く、「効果があった」と回答した企業は74.5%となった。

中小企業の47.5%がオフィス環境を整備 83.9%が生産性向上を実感
「業務生産性」「エンゲージメント」「コミュニケーション」「採用」の課題に効果があったかこのほか、「エンゲージメント」への効果実感は61.0%、「採用」への効果実感は54.5%に達した。これらの結果から、オフィス環境の見直しが、中小企業の抱える経営課題の改善に寄与していることがうかがえるという。

具体的な整備内容としては、適正な広さの確保や動線の最適化、業務インフラの整備に加え、フリーアドレス制の導入、作業に集中できる席と対話が可能なエリアの設置など、目的別の空間を設ける「ゾーニング」の視点での取り組みが多くの企業で見られているという。

同研究所の所長である平良学氏は「中小企業にとって職場環境は、業務効率・人材育成・コミュニケーションなど多くの面で経営基盤に直結する重要な要素である」と述べ、「業務生産性向上や採用の円滑化、従業員の定着など、経営全体に波及する好循環を生み出す可能性がある」とコメントしている。

【調査概要】

調査主体:フォーバル・リアルストレート
調査時期:2025年3月6日~5月19日
調査対象:東京都内の中小企業経営者
調査方法:Webアンケート調査
有効回答数:118件

<参考>
フォーバル GDXリサーチ研究所『中小企業の働く場の在り方に関する実態調査
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