東京センチュリーなど3社、カルコパイライト太陽電池を活用した自治体向け太陽光PPAサービスを開始
東京センチュリー、JFEエンジニアリング、アーバンエナジーの3社は、新潟県妙高市でカルコパイライト太陽電池を活用した太陽光PPAサービスを開始した。

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東京センチュリーなど3社、カルコパイライト太陽電池を活用した自治体向け太陽光PPAサービスを開始同サービスは、妙高市が運営する妙高クリーンセンターにPXP製のカルコパイライト太陽電池を設置し、発電した電力を市内の公共施設へ供給するもの。
2026年5月1日から開始しており、電力供給期間は2028年4月30日までだという。

3社によると、カルコパイライト太陽電池を用いた自治体向け太陽光PPA事業としては国内初の取り組み。また、同太陽電池の採用は、東京センチュリー、JFEエンジニアリング、アーバンエナジーの3社にとっていずれも初めてだとしている。

同事業は、新潟県の「次世代型太陽電池実証支援事業補助金」制度を活用したもの。新潟県では、冬季の積雪や日照不足による発電量の低下、屋根への積雪荷重などが、太陽光発電の普及における課題となっているという。実証期間を通じて、発電量の計測や接着強度の確認などを実施する予定とのことだ。

今回採用したカルコパイライト太陽電池は、銅、インジウム、ガリウム、セレンなどを原料とする化合物系薄膜太陽電池の一種。PXP製の同太陽電池は、従来のシリコン系太陽電池と比較して、曇天時でも比較的高い発電性能を持つほか、軽量・薄型・柔軟であることを特徴としている。重量は0.8kg/平方メートルで、標準太陽電池の20分の1だという。

同太陽電池はフレームレス構造であるため、雪が太陽電池の上に堆積しにくく、積雪時にも発電への影響を抑えられるとしている。また、20年以上の長期運用実績を持つなど、耐久性も備えるという。

妙高クリーンセンターでは、渡り廊下の湾曲したアーチ型屋根に同太陽電池を設置した。
従来のガラスを用いたシリコン系太陽電池では湾曲面に追従できず、同様の屋根への設置は困難だったという。今回の事業では、厚さ0.8mmで柔軟に曲がるカルコパイライト太陽電池の特性と、JFEエンジニアリングの技術支援により、湾曲した屋根形状に沿った設置工法を採用した。

各社の役割は、東京センチュリーが実証の採択事業者として案件開発・組成を推進し、太陽光発電設備の設置に関するファイナンスを支援する。JFEエンジニアリングは同太陽電池の設置に関する技術支援を担い、アーバンエナジーはPPA契約に基づき、再生可能エネルギー由来の電力を供給する。

3社は同事業を通じて、次世代太陽電池を活用した新たなPPAモデルを確立し、新潟県をはじめとする積雪地域への再生可能エネルギー普及に貢献するとしている。

■同事業の概要

設置場所:妙高クリーンセンター(新潟県妙高市高柳931-1)
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