キャスターの辛坊治郎氏が9月21日(月)、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。菅総理大臣の理念「自助、共助、公助」についての分析と、これが今後受けていく評価について予測した。
次官連絡会議で挨拶する菅総理 ~総理大臣官邸 2020年9月18日 (首相官邸HPより https://www.kantei.go.jp/jp/99_suga/actions/202009/18jikankaigi.html)
『菅政権なまはげ内閣』
辛坊)『菅政権なまはげ内閣』……先週道を歩いていて、突然ひらめいたんです。菅さんと言えば秋田だな、秋田と言えばなまはげだな、なまはげと言えば「怠け者はいねえが」と言って、なまはげの皆さんが家庭内で包丁を振り回すじゃないですか。
増山さやかアナウンサー)変装してね。
辛坊)いちばん最初に菅さんが、内閣発足のときに「自助、共助、公助」と言っていました。この順ですよ。自助は、自分でなんとかしよう。共助は、お互いに助け合おう。公助、最後に公がお助けしましょうというこの順番で言っていました。
自助というのは「自分でなんとかしましょう」ですから、まさに「怠け者はいねえが」。本人も体育会系の叩き上げですからね。「これだと頑張れない」という人をどう助けていくかということなど、いろいろ課題はありますが、自分で一生懸命頑張っている人にスポットを当てるという方向性は間違いではない。だけれども“きわきわ”だな、と思うことがありまして。

(中央)竹中平蔵氏、(左)増山さやかアナウンサー、(右)上柳昌彦 ~ニッポン放送「ごごばん」2012年5月24日
菅総理、竹中平蔵氏と懇談
これはけっこうネットニュースになっています。
増山)気にされないんですね。
辛坊)(政権発足)直後に竹中さんと飯を食っているので、そういうことをあまり気にされない方なのかなと思うのと同時に、「怠け者はいねえが」は、たしかに正しいのだけれども、その方向に相当舵を切ったときに、その方面の批判は来るだろうと思います。菅内閣に対するいちばん最初の批判の方向性はその辺りから生まれてくるのではないかと予感を、この「竹中さんと飯を食った」というニュースを聞いた瞬間に思いました。いろいろなことが頭に交錯をしました。
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