【Tokyo cinema cloud X by 八雲ふみね 第1001回】
(左)『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』/(右)劇場アニメ映画『漁港の肉子ちゃん』
シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信する「Tokyo cinema cloud X(トーキョー シネマ クラウド エックス)」。
今回は、現在、絶賛公開中の『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』と、劇場アニメ映画『漁港の肉子ちゃん』をご紹介します。

『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』
映画館で観たい!『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』~あの伝説の殺し屋が、またもやスクリーンで大暴れ!
南勝久の人気コミックを岡田准一主演で実写映画化し、大ヒットを記録した『ザ・ファブル』の第2弾が、待望の劇場公開となりました。
原作ファンの間で“いちばん泣けるエピソード”として知られる「宇津帆編」を映画化した『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』。
度肝を抜くアクション、豪華なキャスト、ハッピーな笑い。すべてが前作よりもバージョンアップ! 最強の殺し屋“ファブル”が、究極のミッションに挑みます。

『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』
『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』のあらすじ
どんな相手でも6秒以内に仕留める、伝説の殺し屋“ファブル”。1年間誰も殺さずに“一般人”として“普通に”生きることをボスから命じられた彼は、“佐藤アキラ”という偽名を使い、相棒のヨウコと一緒に兄妹を装って暮らしていた。
彼らが身を潜めるこの街では、「子供たちを危険から守る会」という名のNPO団体で代表を務める宇津帆という男が活動している。しかしそれは表向きの顔で、実は、裏では緻密な計画で若者を殺害している危険な男だった。
宇津帆は凄腕の殺し屋・鈴木とともに、かつて自身の弟を殺した因縁の敵・ファブルへの復讐を画策。同じころ、アキラは4年前の事件で出会った車椅子の少女・ヒナコと偶然再会し……。

『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』
『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』のみどころ
“ファブル”こと佐藤アキラを演じるのは、もちろん岡田准一。強靭な肉体と精神を持つ殺し屋なのに、お茶目さん……というギャップのあるキャラクターは、今作でも健在。
主演だけでなく、ファイトコレオグラファーとして初期段階からアクションづくりにも参加し、攻めのアクションを披露しています。
ファブルの相棒であり妹として一般社会に潜入するヨウコ役の木村文乃をはじめ、佐藤浩市、佐藤二朗、山本美月、安田顕、井之脇海、宮川大輔など、個性豊かなキャストが再集結しているのも嬉しいところ。

『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』
前作同様に、超絶アクションシーンは今作の大きな見どころのひとつ。なかでも、団地一棟を丸ごと使っての大掛かりな“団地パニックアクション”は、日本映画では観たことがないような規格外の迫力。
地上7階建、高さ18メートルの位置に設置された足場を豪快に大爆破させ、崩れて行くなかを縦横無尽に駆け抜けるシーンは、アクションスター岡田准一の真骨頂。身体能力の高さを窺い知ることができ、興奮を覚えることしきりです。
それと同時に、俳優陣たちの熱演が生む人間ドラマも見応えたっぷり。“誰も殺さない最強の殺し屋”の活躍を、是非、スクリーンで堪能して。

劇場アニメ映画『漁港の肉子ちゃん』
コチラも映画館で観たい!『漁港の肉子ちゃん』~明石家さんまが、劇場アニメ映画を初企画・プロデュース!
直木賞受賞作家・西加奈子の小説に惚れ込んだ明石家さんまが、劇場アニメ映画として企画・プロデュースした『漁港の肉子ちゃん』。船に住む、ちょっぴり訳アリな母娘の秘密を紡ぐハートフルコメディ。
「普通が一番ええのやで」
いつも全力で底抜けに明るい肉子ちゃんの姿が、あなたにそっと元気と勇気を与えてくれます!

『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』
■ザ・ファブル 殺さない殺し屋
2021年6月18日(金)から全国ロードショー
出演:岡田准一、木村文乃、平手友梨奈、安藤政信、黒瀬純(パンクブーブー)、好井まさお(井下好井)、橋本マナミ、宮川大輔、山本美月、佐藤二朗、井之脇海、安田顕、佐藤浩市、堤真一
原作:南勝久『ザ・ファブル』(講談社「ヤンマガKC」刊)
監督:江口カン
アクション監督:横山誠 ファイトコレオグラファー:岡田准一
主題歌:レディー・ガガ&アリアナ・グランデ「レイン・オン・ミー」(ユニバーサル ミュージック)
松竹×日本テレビ共同幹事作品
制作プロダクション:ギークサイト
配給:松竹
(C) 2021「ザ・ファブル 殺さない殺し屋」製作委員会
公式サイト https://the-fable-movie.jp/

劇場アニメ映画『漁港の肉子ちゃん』
■劇場アニメ映画『漁港の肉子ちゃん』
大ヒット公開中
企画・プロデュース:明石家さんま
出演:大竹しのぶ、Cocomi、花江夏樹、中村育二、石井いづみ、山西惇、八十田勇一、下野紘、マツコ・デラックス、吉岡里帆
原作:西加奈子「漁港の肉子ちゃん」(幻冬舎文庫)
監督:渡辺歩
キャラクターデザイン・総作画監督:小西賢一
美術監督:木村真二
脚本: 大島里美
音楽:村松崇継
主題歌:稲垣来泉「イメージの詩」 作詞・作曲:吉田拓郎 編曲:武部聡志 サウンドプロデュース:GReeeeN (よしもとミュージック)
エンディングテーマ:GReeeeN「たけてん」(ユニバーサル ミュージック)
演出:秋本賢一郎 色彩設計:伊東美由樹 CGI監督:中島隆紀 編集:廣瀬清志 制作担当:青木正貴 音響監督:笠松広司
アニメーション制作:STUDIO4℃
配給:アスミック・エース
製作:吉本興業株式会社
(C)2021「漁港の肉子ちゃん」製作委員会
公式サイト https://29kochanmovie.com/
連載情報

Tokyo cinema cloud X
シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信。
著者:八雲ふみね
映画コメンテーター・DJ・エッセイストとして、TV・ラジオ・雑誌など各種メディアで活躍中。機転の利いた分かりやすいトークで、アーティスト、俳優、タレントまでジャンルを問わず相手の魅力を最大限に引き出す話術が好評で、絶大な信頼を得ている。初日舞台挨拶・完成披露試写会・来日プレミア・トークショーなどの映画関連イベントの他にも、企業系イベントにて司会を務めることも多数。
八雲ふみね 公式サイト http://yakumox.com/