歌手のさだまさしが6月13日(月)、ニッポン放送『垣花正 あなたとハッピー!』に出演。6月1日にリリースしたオリジナルアルバム『孤悲』の制作秘話について語った。
来年、歌手生活50年を迎えるさだは、今回のアルバムを制作するなかで、初めての体験をしたという。「実はこの2年、全く曲が書けなかったんです。ついにさだまさしも売り切れたと思って。」と、冗談めかして語り、その理由について、さだは「音楽に対する刺激がなさすぎたからだと思う。」と、楽曲が制作できなかった理由を分析した。そんななか、楽曲のアイディアが生まれたのは、突然のできごとだったという。「2月にロシアがウクライナに攻めていった時に、とてもショックで。それがきっかけで(心が)動いたんです。」と意外な事実を語った。
また、アルバムに収録されているうちの一曲で、曲名にウクライナの首都の名前が入った「キーウから遠く離れて」という曲は、テレビに流れたニュース映像が制作のきっかけだという。さだは「マリウポリに侵攻してきたロシア兵に向かって老婦人が『何をしに来たの!帰りなさい!』と食ってかかってて。ロシア兵が口籠もっていると老婦人が『あんたポケットにひまわりの種を入れときなさい。あんたが死んだら私がその花を眺めてやるから』。ニュースで見た、その言葉にショックを受けたんです。」と、ニュースの映像から生命の表現について考えさせられたと明かした。
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