コーヒーやパスタも……止まらない値上げラッシュ。2025年7月に値上げが予定されているものは？

2025年7月も食品や日用品の値上げが予定されています。帝国データバンクの調査によると、7月は1900品目以上が値上げされる見込みで、年初からの累計（※）は1万6000品目以上にのぼります。長引く値上げラッシュにより、家計のやりくりがますます厳しくなっている家庭も少なくありません。ストックが切れる商品や気になる商品がある場合は、価格が上がる前にチェックしておくと安心です。この記事では、調味料や加工食品などを手掛ける大手メーカー各社の7月の主な値上げ情報を紹介します。※6月時点、10月までの公表分■ミツカン「カンタン酢」や「味ぽん」、納豆などで知られるミツカンは、家庭で定番の調味料や納豆を中心に、2025年7月1日出荷分から値上げを実施します。値上げ率は、調味料など約7～17％、納豆15％～です。・家庭用ぽん酢：20品・家庭用鍋つゆ：16品・納豆：2品料理の味付けに欠かせない調味料類や、日常的に消費される納豆などが対象となっており、家計への影響も小さくありません。■エスビー食品「ゴールデンカレー」や「テーブルコショー」など、カレー関連商品や香辛料で広く知られるエスビー食品は、家庭用の主要商品を中心に、7月1日出荷分から価格を引き上げます。・家庭用香辛料製品：495品目・家庭用即席ルウ製品：50品目・家庭用レトルト製品：60品目・家庭用カレー関連調味料製品：12品目食卓で定番の即席ルウやレトルトカレー、チューブ香辛料など、日々の料理で使用頻度が高い商品が多く含まれており、値上げの影響は多くの家庭に及びそうです。■味の素AGF味の素グループのコーヒー飲料専門ブランド、味の素AGFも人気の「ブレンディ®」「マキシム®」などを中心に7月から大幅な値上げを行います。対象となるのは、家庭で日常的に飲まれるコーヒー商品など、全部で176品目にのぼります。・「ブレンディ」スティックなどスティック：58品種・「ブレンディ」瓶、「マキシム」瓶などインスタントーコーヒー（調整品含む）：34品種・「ちょっと贅沢な珈琲店」スティックブラックなどスティックブラック：30品種・「森彦の時間」粉などレギュラーコーヒー：29品種・「ちょっと贅沢な珈琲店」レギュラー・コーヒー プレミアムドリップなどパーソナルタイプドリップコーヒー：25品種値上げ幅は25～55％と、かなり大きく跳ね上がる見込みです。毎朝のコーヒータイムが欠かせない家庭にとっては、今回の値上げが、飲む頻度や銘柄を見直すタイミングになるかもしれません。■日清製粉ウェルナ老舗の製粉メーカー、日清製粉ウェルナは、「マ・マー」などの家庭用パスタやパスタソースを中心に2025年7月納品分から価格改定を行います。・家庭用パスタ・パスタソース（7月1日納品分から）・ミックス製品（グラタン・プリンなど）（8月1日納品分から）日常的にストックされ、忙しい日の食事にも重宝されるパスタ製品の値上げは、家庭の食卓に少なからず影響を与えそうです。最近では、お米の価格高騰を受けて、一部の主食をパスタに切り替える家庭もあったかもしれませんが、今後はその選択肢にもコストの見直しが必要になりそうです。7月も多くの食品や日用品が値上げされ、家庭の負担はじわじわと増しています。価格だけでなく、品質や使い勝手なども見極めながら、上手に選びたいところです。参考資料：コーヒーやパスタも……止まらない値上げラッシュ。価格が上がる前にチェック！（https://allabout.co.jp/gm/gc/511725/）