杉浦次郎の人気漫画『僕の妻は感情がない』のTVアニメ化が決定した。2024年7月よりTOKYO MX、MBS、BS朝日で放送開始予定だ。
主人公タクマは豊永利行、ロボットのミーナを稲垣好が演じる。

『僕の妻は感情がない』は『月刊コミックフラッパー』(KADOKAWA刊)で好評連載中の杉浦次郎による人気漫画。
一人暮らし3年目の社畜サラリーマンの小杉タクマと、感情がないはずの家事ロボット・ミーナとの心ときめくハートフルストーリー。「次にくるマンガ大賞2022」コミックス部門では第6位を獲得し、発売直後からSNSを中心に話題となり注目を集めているタイトルだ。

今回のTVアニメ化決定に合わせてティザービジュアルとメインキャストが発表された。
一見すると人間のように見えるものの、よく見ると首や手が金属でできている家事ロボット「ミーナ」がエプロン姿で部屋の隅に佇み、壁のコンセントに充電されながら正面をじっと見つめているティザービジュアルとなっている。


タクマを演じるのは『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』(ポップ役)、『ユーリ!!! on ICE』(勝生勇利役)など、人気作品のキャラクターを多く演じてきた豊永利行。
ロボットのミーナは、2022年にアニメ『Do It Yourself!! -どぅー・いっと・ゆあせるふ-』(結愛せるふ役)で初主演を務め、『ウマ娘 プリティーダービー Season 3』(コパノリッキー役)にも出演した、今注目の若手声優稲垣好が演じる。

五等分の花嫁』や『君の膵臓をたべたい』にて演出を手掛け、細やかな心情描写に定評のある吉村文宏が監督を務め、シリーズ構成を広田光毅(『彼女、お借りします』『新テニスの王子様』シリーズ構成ほか)、キャラクターデザインをウクレレ善似郎(『NARUTO』『可愛いだけじゃない式守さん』作画監督ほか)、アニメーション制作は手塚プロダクションが担当。『鉄腕アトム』『ブラック・ジャック』など、手塚作品で培ったSFを現実に落とし込むノウハウに加え、近年手がけている『安達としまむら』『五等分の花嫁』『カノジョも彼女』などで磨いたキャラを可愛く描くセンスを融合し、<感情がないはずなのに、なぜか可愛いヒロイン>を魅力的に描くという。

スタッフ・声優陣のコメントも到着。
原作者の杉浦次郎は「物語の途中から様子がちょっと変わるのですが、変わる前までのお話がアニメになるので、ラブコメとして安心して観ていただけると思います」とアニメ化範囲に言及。

吉村文宏監督は「この作品はハードSFである。杉浦先生の提示されているその大テーマを我々はどこまで表現できるか、不安はあるが全力を尽くすのみである」と力の這い入った言葉を寄せている。
小杉タクマ役の豊永利行は「とても不思議な、でも嫌じゃない、無機物にも優しい気持ちになれる。そんな作品です」と原作の感想を述べ、ミーナ役の稲垣好は「触れば固くて感情がないロボットのはずなのにどこか暖かさと可愛らしさを感じる、そんなミーナちゃんの魅力が皆様に伝わるように精一杯演じさせていただきます」とやる気をアピール。

2024年3月23日(土)、24日(日)に東京ビッグサイトで開催される、世界最大級のアニメイベント「AnimeJapan 2024」では、日活ブース、TOKYO MXブースでキャストトークイベント、トムスブースでは家事ロボットのミーナと会話ができる特別な展示を予定しているとのこと。

さらに『僕の妻は感情がない』のアニメ化決定記念! X(旧Twitter)アニメ公式アカウントをフォロー&対象ポストをリポストで、ロボット掃除機ルンバとノイズキャンセルワイヤレスヘッドホンが当たるプレゼントキャンペーンも開催される。


ロボットやアンドロイドを恋愛対象とする作品は数多いが、そのロボットがどのくらい人間的であるか、あるいは非人間的であるかが、作品のテイストを大きく左右する。
原作ファンの方、今回初めて知った方も、アニメ『僕の妻は感情がない』で描かれる物語にご注目いただきたい。

>>>『僕の妻は感情がない』ティザービジュアルやキャストを見る(画像6点)

(C)2024 杉浦次郎/KADOKAWA/製作委員会は感情がない