8月1日、吉野家とメルペイが都内で会見を開き、登壇した吉野家の伊東正明常務取締役は「はやくて小銭のいらないキャッシュレス決済は、ユーザーの利便性向上につながるので、対応を広げていきたい」とコメント。同社は、メルペイを提供するフリマアプリ「メルカリ」の主なユーザーである女性と10~20代(18歳未満はキャンペーン対象外)の顧客獲得に苦心しており、今回のキャンペーンで新規顧客の開拓を狙う。
メルペイの山代真啓マーケティング責任者は、今回のキャンペーンの狙いについて「日々使っていただきたいので、コンビニだけでなく飲食店にも範囲を広げている」とコメント。あと払いを条件にした理由については、「19年4月に開始したあと払いサービスの利便性が高いと好評だったので、さらに広げるため」と述べた。
あと払いのメリットは、「チャージが不要な点と、翌月までに不用品を売ってお金が用意できること」と話す。明確な金額目標をつくることで、メルカリの利用を促進する狙いもあるようだ。
今回のキャンペーンは「メルペイあと払い」が条件ではあるが、期間中に初めて支払い用銀行口座の登録やアプリでかんたん本人確認をしたユーザーは、メルペイ残高払いでも還元の対象になる。
なお、吉野家の店舗で、「羽田空港国際旅客ターミナル店」「プリコ三宮店」「福岡空港国際ターミナル店」「イオンモール広島府中店」「札幌駅APIA店」「新千歳空港店」「イオンタウン釜石店」「イオンタウン仙台泉大沢店」「成田国際空港第2本館店」「成田国際空谷第2サテライト店」「イオンモール川口前川店」「イオンモール羽生店」「イオン南風原CS店」「イオン具志川店」「イオンタウン宮古南店」「ダイバーシティ東京プラザ店」「JR清水駅店」「JR静岡駅店」に関しては、支払金額の70%還元でなく50%還元になる。(BCN・南雲 亮平)
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