●西友や東急ストアも対応 スーパーを攻めるPayPay
セブン-イレブン限定の「3社合同キャンペーン 毎週最大300円相当お得な5週間」や飲食店・スーパーマーケット・コンビニで最大20%還元する「ワクワクペイペイ」などのキャンペーンを実施しているPayPay。
今週は、「西友」「サニー」「東急ストア」などのスーパーマーケットでの導入を発表。9月には最大10%還元の「10時~14時がおトク!家計を応援!スーパーマーケット大還元祭」を開催する予定で、生活に密着した決済手段としてより存在感が高まりそうだ。
8月28日からは、東京の「虎ノ門1丁目」と「西新橋1、2丁目」だけという超エリア限定で最大20%戻ってくる!「勝手にお得っ区(おとっく)」キャンペーンも開催する。21日には、対象となる74店舗をホームページで公開。
●ミスドが初のスマホ決済対応 10%還元キャンペーンも
ミスタードーナツは、8月21日にKDDIの「au PAY」を全国の1005店舗(2019年3月時点)に導入した。同店舗によるスマホ決済導入は初となる。
導入を記念して、決済額10%分のau WALLET ポイントを還元する「1,000万円分のau WALLET ポイント還元キャンペーン」も実施。1万円までの利用が適用条件。期間は、8月23日から9月30日までとなる。
●JCBが大型還元キャンペーン スマホ決済で20%還元
先週発表されたニュースになるが、ジェーシービー(JCB)が8月16日に開始した「JCBでスマホ決済!全員に20%キャッシュバックキャンペーン!」も紹介しておきたい。これは最大1万円を上限に、期間中のスマホ決済の利用合計金額の20%をキャッシュバックするというものだ。
キャンペーンサイトでエントリー、スマホに「Apple Pay」または「Google Pay」を設定して決済するのが条件。対象カードは、JCBグループ発行の個人カード、一部のビジネスカードで、キャッシュバック時期・方法がカード種別によって異なる。Apple Payの場合はJCBクレジットカードのみ。
注目したいのが、複数枚のJCBカードを所有していれば全てのカードがそれぞれ対象になることだ。
●消費増税後のポイント還元事業 各社が対応を続々発表
10月1日の消費増税後の需要平準化のために実施される「キャッシュレス消費者還元事業」を巡って、各社の動きが活発になっている。中小・小規模事業者を対象にした取り組みで、消費者は対象店舗でキャッシュレス決済を利用した場合、国から最大5%の還元を受けることができる。
8月20日に大手コンビニ4社(セブン-イレブン/ファミリーマート/ローソン/ミニストップ)は、支払い時にポイント還元ではなく、その場で2%分を割り引く方式をとることを発表。翌日には、大手ECサイトのアマゾンジャパンも5%の即時充当に対応することを発表した。
すでに消費増税を見据えた商戦は盛り上がり始めているが、9月に突入する来週以降はキャッシュレスをはじめ、さまざまな対策が発表されることが予想される。モノによっては、増税“後”の方が安くなるケースもあるので、各社の動きに注視しながら、お得に買い物したいところだ。(BCN・大蔵 大輔)
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