全国の家電量販店やECショップでPOSデータを集計する「BCNランキング」によると、1月のノートPCの販売台数は、前年同月比172.9%の大幅伸長。1月14日のWindows 7サポート終了直前の駆け込みが大きく影響した。
1月後半も反動はまだ少なく、単月の販売台数は過去1年で最高を記録した。

 メーカー各社の売れ行きも市場全体のトレンドを受け、軒並み好調に推移。前年比200%を超えたのはNEC、レノボ、Dynabookだった。週次で販売台数の推移を追うと、目立つのがレノボの躍進だ。1月20日週には富士通を抜き、2位に立った。
 シリーズ別ランキングでは、NECの「LAVIE Note Standard NS600/NA」がトップ。
プロセッサーにAMD Ryzen 7を採用したモデルで、コスパのよさも魅力となっているようだ。存在感が高まっているレノボの売れ筋は「Ideapad L340」。NECの「LAVIE Note Standard NS600/NA」、Dynabookの「dynabook T6」に次ぐ4位にランクインした。(BCN・大蔵 大輔)
*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計しているPOSデータベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。
【関連記事】
au PAYの影響で「PC需要」の落ち込み緩和か、2月第2週は「横ばい」の予想
ノートPCの4台に1台が「Ryzen」搭載の衝撃、「Core i7」と「Ryzen 7」で価格差2万8000円
Windows 7サポート終了直前、実売データで年末商戦の状況を振り返る
プログラミング教育義務化を意識したノートPC続々、NECは2-in-1を訴求
パナソニック、レッツノート2020年春モデル発売、五輪特別デザインにカヌー羽根田選手も絶賛