XERAは、大手3キャリアを含む携帯会社11社の通信速度比較レポートを公開した。格安SIMと大手キャリアのリアルタイム通信速度比較ツール「SIMW」で取得されたデータをもとに作成。
受信(下り)と送信(上り)時の中央値のほか、時間帯別の通信速度の変化を記録している。

 速度を比較した携帯ブランドは、au、docomo、SoftBank、UQ mobile、Y!mobile、LINEモバイル、IIJmio、mineo、OCNモバイルONE、楽天モバイル、BIGLOBEモバイルの11ブランド。なお、MVNOは全てドコモ回線で計測している。
 下り速度の中央値では、SoftBankが最速になった。また、大手キャリア・サブブランドとMVNOには大きな差が見られる。最速のOCNモバイルですら、UQモバイルの中央値にようやく届くほどの結果だ。

 上り速度の中央値では、全体でau、MVNOの中ではBIGLOBEモバイルが最速になった。auは下り・上りともに比較的安定した通信速度を保っている。なお、大手キャリア・サブブランドとMVNOを比較しても、下りほど大きな差はなかった。上り・下りとも、docomoはブレが大きかった。
 時間帯別の下り速度の変化を見ると、大手キャリアとサブブランドの5社に大きな変化はいが、MVNOは昼以降の速度低下が著しいという結果になった。
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