全国の主要家電量販店やECショップからPOSデータを集計する「BCNランキング」によると、2021年11月のSIMフリーAndroidスマートフォン(スマホ)の販売台数前年同月比は76.9%。コロナ特需の反動が長く続いており、全体の販売は伸び悩んでいる。


 メーカーシェアでは上位陣の争いが熾烈だ。11月は同カテゴリーのトップメーカーとして地位を固めつつあるOPPOがトップを獲得したが、シャープが1.1ポイントの僅差で2位につける。またやや後退しているものの、Xiaomiとサムスンも勢いがあり、販売台数前年比でXiaomiは304.8%、サムスンは172.8%と成長著しい。
 シリーズ別の販売台数ランキングにも接戦の様相があらわれている。トップテン圏内で6社が競り合っている。注目したいのは、2位のソニーモバイルの「Xperia 5 III」やGoogleの「Pixel 6」などの新顔が上位に食い込んでいることだ。コスパモデルに優位性があるSIMフリー市場だが、年末期ということもあり、高級機の販売も伸びている。(BCN・大蔵 大輔)
*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計しているPOSデータベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。
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