ソフトバンクは、政府が掲げる「デジタル田園都市国家構想」の実現に向けて、5G(第5世代移動通信システム)の基地局の整備を加速しており、2022年3月末時点で5Gのネットワークの人口カバー率が90%を突破したと発表した。

 今後、5Gのさらなる高度化とエリア拡大を推進し、世界最高レベルの5Gのネットワークの構築を目指す。
5Gのエリアマップはウェブサイトで公開しており、5G用周波数を使用した「SoftBank 5G<3.7GHz>」「SoftBank 5G<28GHz>」も、22年春以降に拡大予定だ。
 地方と都市の差を縮め、デジタル基盤の整備によって新たな成長戦略の柱とするデジタル田園都市国家構想の実現に向けて、総務省は「デジタル田園都市国家インフラ整備計画」を策定した。それによると、5Gの基地局整備は人口カバー率を指標とし、23年度末(24年3月まで)には95%、25年度末(26年3月まで)には97%、30年度末(31年3月末まで)には99%まで引き上げるとしている。
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